再録すべき認定楽曲

LADY CLOSE

『灰とダイヤモンド』に収録されている楽曲。リリースしてから29年が
経った。1994年生まれは今年で29歳になる。0歳児と三十路目前の大人の声が同じわけない。新卒1年目と金属30年のベテラン社員の仕事のクオリティが同じはずがない。だから声を大にして言いたい、「LADY CLOSEも再録すべきだ!」少なくとも今回のハイコミの千秋楽イブを音源にすべきだ!

声も若いし、楽器の演奏についても、初々しさを感じる。かっこいい音を出そうとしている空気が伝わってくる。今とはメンバーが違うので当たり前だが、特にドラム。タカタカタッみたいは速くリズムを刻むようなフレーズ?というか、その音の塊をあらゆるところに放り込んでくるような感覚。初めて聴いた当時は、それがカッコよくて、何度もリピートしたものだが、今聴くと少しだけ背伸びをしている感じ、でも本人たちはつま先を見られまいと下半身に力を入れている感じがなんだかわかるような気がして、顔がほころぶ。
今聴いても、楽曲としての古さのようなものは感じなければ、ライブで今のアレンジで今のTERUが歌ったら、ただただ盛り上がってかっこいい楽曲である。だからこそ、バンドの歴史とその間に身につけた技術をもって、今のGLAYで再録すること、希望!

このくらいの時期の楽曲のサビの展開が似ている。
この楽曲で言えば、(Sweet Junk)という歌詞がサビ頭に来て、
そのあとにワンフレーズの歌詞があり、また、(Sweet Junk)から別のフレーズに繋いでいく。それを4回繰り返す。この頃の楽曲はこの構成のサビは結構があるが、考えてみると最近はないかも。楽曲そのものが古くと感じないのは、常に楽曲の作り方とかは、彼らの中で進化を続けているからだろう。

この楽曲は、「GLAY EXPO'99」のセトリに入っている。当時のGLAYの勢いたるや、日本の音楽シーンの常に中心にいたと言っても過言ではない状態であるが、さすがにインディーズアルバムの楽曲まで知っているという人は、あの20万人のオーディエンスの一部に過ぎなかったのではなかろうか。確か、この時、大型スクリーンに当時の若かりし日のメンバーとコラボしながら演奏されたような。相方(99年はまだ出会う前)もアルバムは持っていたが、そこまで聴き込んでいなかったので、うろ覚えの状態だったと言っていた。私は実は、当時この楽曲がめちゃくちゃ好きで、何度もリピートしていたので、がっつりノルことができた少数派だろう。
あんなに多くの人が集まる場所で、結構なレア曲をセトリに組み込むあたり、当時からなかなか攻めているなと思う。でも、昔のGLAYとコラボするという演出で、楽曲としてのインパクトを与える。きっと、この日を境に、まとまって「灰とダイヤモンド」が売れたのではないかと勝手に想像してみる。

次はいつ聴けるだろうか。。。
余談だが、「Audrey」のスペルを知ったのはこの楽曲がきっかけです。

https://www.youtube.com/watch?v=pHPX6hlCnek




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