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フリを意識してみよう!
「笑いは緊張(フリ)と緩和(オチ)である」桂 枝雀
落語家の桂枝雀さんの名言であり、お笑いの基本となる考え方です。
私は、特に「フリを意識してみよう!」と主張してみます。
主な理由は、笑いを生むためには、フリで90%以上決まるため。
90%という数値には科学的な根拠はなく、講師の方が独断で言っていました。しかし、他の講師や芸人さんもフリが重要だと言われていました。
私も、ネタを考えていた時期はフリの重要性をひしひしと感じ、90%という数値もあながち間違いではないと思っています。
フリは、常識的な状況を示し、オチは、話の流れからは想像できない意外な結末を生むと定義できます。
例えば、結婚の挨拶の場面。漫才での冒頭でコントに入る際によくあるシーンです。これは、お父さんに挨拶に行くという緊張感と共感(常識的な状況)を誘うためによく用いられます。つまり、フリの効果を高めます。
緊張感と共感を誘うシーンが土台となり、「お父さんを僕にください」というボケが成り立ちます。
他には、ダチョウ倶楽部さんの熱湯風呂も状況は違いますがフリとオチは同様だと考えます。
常識的な状況ではないですが、芸人さんが実施することで当たり前になります。そして、熱湯風呂は熱くて危ないという緊張感を演出します。
そこに「押すなよ!押すなよ!?」というフリを作り、「押さない」「結果、押す」というボケが成立します。
フリが強力であるほど、オチの効果も大きくなります。つまり、フリとオチの落差を作ることで笑いが生まれやすくなります。
ネタを作ってみようと思った方は、上記の意識を入れることで面白いネタに近づくこと間違いなしです。