10年来

2024.02.06

今出会う人々との関わりは今後の自分に必要になって行く可能性でワクワクしたりもするが、気づけば付き合いの長い人たちはやっぱり安心感や居心地の良さ、これからの道筋を教えてくれる。

今日は知り合ってもう10年来になる数少ない異性の先輩と食事に行った。その人との関わりは始めは高校のクラブの仲のいい先輩の彼女であり、部活のマネージャーの先輩だ。
今になっては自分の良き理解者でありその人の良き理解者のつもりでも居ている。
彼女も10年間で色々あった。クラブの先輩との失恋の事や国家試験の事、新卒で入った職場や転職した事。その都度で色んな話をしてきた。

そんな彼女はマッチングアプリで知り合った人と結婚した。付き合いたての頃は小さい事で気にして落ち込んでいる姿も見たが今になっては現状に不満を抱きながらもその人と添い遂げる覚悟が出来ているようにも今は見える。今の自分が手にしたいモノを手にしている彼女を少し羨ましい気持ちでみたりもするが、彼女が幸せなのが嬉しい気持ちの方が強い。

今までは彼女の話を聞くことが多かったが今日は自分の話を初めて多くした。元彼女の事やそれよりも前に付き合っていた人の事、全部自分の思っている事を全部話した。そしたら、自分でうっすら気づいている事を初めて他者に言われることになった。そう、やっぱり最近別れた彼女とは明るい未来は考えられない事だ。
でもまだ気持ちが残っている自分は笑って「本当に好きだった事」「それよりも前に付き合っていた人の事は恋愛感情になれたい」などを言ってみた。
その結果はやっぱり自分の幼稚さを認識するものであった。
それでも自分の気持ちを改めて知ることができた。やっぱり僕はまだドキドキしてたいし恋愛がしたいみたいだ。
とりあえず今は元彼女の事を忘れる事は間違ってはいないみたいだ。明るい未来を信じる事は間違っていないみたいだ。


失ったものがいくら大きくても、今自分に残っている物に気づけたから少しは明るくなれた日にできた。

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