Yosuke Kyuta

メキシコのクラブでコーチをしていました。現在は湘南にいます🐬 アルビ・SとV・ファーレン長崎でマネージャー、バニーズ京都と湘南ベルマーレの普及や育成でコーチをしていました。

Yosuke Kyuta

メキシコのクラブでコーチをしていました。現在は湘南にいます🐬 アルビ・SとV・ファーレン長崎でマネージャー、バニーズ京都と湘南ベルマーレの普及や育成でコーチをしていました。

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ハートで汗をかいているか

矢沢永吉の成りあがりで好きなフレーズがある 「汗かく、速い曲やれば運動するから、自然に汗をかく。 オレの場合、どんな曲でも動くから、汗かく。 でも、そんなのどうでもいいんだ。 ハートで汗をかいてるかどうか。大事なこと。」 出典 成りあがり―矢沢永吉激論集 5年前の自分に聞かせたら、「そんなことよりサッカーでは技術や判断、戦術が大事やろ」と返しそうな言葉である。 巷では認知や判断、5レーン、ストーミングなどのワードが飛び交っている。かくいう自分もそのような要素があれば日

    • メキシコサッカーの日常 3日間の指導(過去記事)

      2年前に指導者交流サロンで書かせてもらった記事になります。 この文章を読んでると、当時は必死だったんだなということを思い出してきます笑 文章もその当時のままにしていますので、お時間ある方は読んでいただけると嬉しいです🤗 現在は研修生としてメキシコ1部のケレタロというクラブに関わらせてもらっているのですが、U-11から13がアメリカへ遠征中のため、U-12と13のメンバー外の選手の練習を任せてもらうことになりました。 今回は3日間の練習のみでしたが、いろいろと感じることが

      • 「ゴールにボールを蹴り込む」という欲望を抜きにしては、戦術は成立しない。

        「ゴールにボールを蹴り込む」という欲望を抜きにしては、戦術は成立しない。 村上龍 出典:村上 龍 すべての男は消耗品である〈Vol.5〉 この1年の低学年のトレーニングを通して学んだことをご紹介します。 サッカーのプレー中に周りを観ることはかなり難しいことだと思います。指導によって周りを観れる選手が増えてきた中で、誰にも教わったことがないのにそれができる選手もいます。 メキシコで指導していたチームにもそのような選手がいたので「どうしてできるようになったのか?」と聞いても

        • メキシコ監督学校の初日

          2年前の初めて監督学校に行ったときの授業の様子です⚽ 昨日初めて監督学校の講義へ行ってきましたので、今回はその講義内容をご紹介します。 監督学校の最初のクラスであるModulo1では12〜15歳の年代が対象になります。 1.Psicologìa del Deportiva スポーツ心理学 1限目は心理学で、4つのテーマが掲示されました。 ・テーマ ①思春期のメンタル面の発達 ②監督としての人格形成 ③父兄との協力 ④練習におけるメンタル形成 テーマが出たあとに4つのグループ

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          チームがなくなるということ

          チームがなくなる経験をしたことがありますか? すごく悲しいことがあったので、もしよければ読んでいただきたいです。 日本では横浜フリューゲルスの消滅以来起きてはいませんが、メキシコではこの3年間で3チームがなくなっています。 そして新たに私が所属していたMonarcas Moreliaも5月末をもって車で12時間ほど離れたMazatlánという街へ移ることになってチーム名、ならびにロゴも変更になり、まったく別のクラブに生まれ変わります。 トップチームのみ移管で、育成や女

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          選手のコンディション状態の簡単チェック方

          選手のコンディションを知る必要性練習を行なっていく上で、選手のコンディション管理は年代に関係なく必要だと思っています。選手のコンディションが悪いまま練習や試合に臨んだとしても良いパフォーマンスを得られません。 選手のコンディション状態が悪い理由として挙げられるのが、それまでの練習の負荷が高かったり、選手の食事や睡眠がちゃんと取れていないなどがあるので、そこから選手や指導者が生活習慣や練習方法を見直すきっかけに繋がります。 現在私が所属しているメキシコのクラブでは選手の身体

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          戦わない奴にボールは渡せない

          よく日本から海外へ出た選手がインタビューなどで 「最初はパスが全然回ってこなかった」 というのを聞いたことはありませんか? 今回は自分の体験をもとになぜこの現象が起こるのか、そしてその対処方法を考えました。 私がメキシコに渡ってサッカークラブに入りたてのころに、スタッフ同士で紅白戦をすることになりました。この時に上記のようなことが起こり、ほとんどボールを触れないまま消化不良の状態で試合を終えました。 パスが回ってこなかった原因を試合が終わってから考えてみると ①パスを

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          日本にいながらスペイン語の勉強が続いた理由

          メキシコに住んで1年半が経ちました。最近いろいろと考えることがあって、その中で『なんでメキシコに来る前までスペイン語の勉強が続けられたのだろう?』と思い、この記事を書こうと思いました。 まだ自分はスペイン語を完璧に話すにはほど遠いですが、日本にいる間の3年間の勉強がなければ、メキシコで就職することも、まして海外に行くことすらありませんでした。 過去に英語やポルトガル語の勉強にも手を出しましたが長続きしませんでしたが、なぜスペイン語だけは続けられたのかを説明します。 今回は勉

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          後ろを振り返る

          「過去を振り返るな」「前だけを見つめろ」など著名人の方や自己啓発本などで発信されていますが、私はそうは思いません。 日本人は先進国の中で自己肯定感が低く、私も少し前まではかなり低かったほうです。私がその自己肯定感が少しずつ改善できて、過去では考えられないようなところまで来れた理由は、『後ろ(過去)を振り返る』ことをしたからです。10歳からサッカーを始めてすぐにのめり込んだものの、全然上手くはなくスタメンで出場することがほとんどありませんでしたが、大人になったらJリーグで働き

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          メキシコでの育成選手のスカウティングについて

          メキシコの育成年代ではU-17世代が2011年のワールドカップで優勝、そして2012年のロンドンオリンピックでは金メダルを獲得しています。 今回は指導ではなく、メキシコの育成年代で行われている選手獲得のスカウティングについて説明していきます。 ヨーロッパの小国だけではなく、メキシコでも選手発掘のためのスカウティングに尽力しています。 LigaMXに所属するMonarcas Moreliaのクラブ予算はリーグの中位に位置しますが、育成年代のスカウティングスタッフが3人在籍

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          メキシコサッカーのクラブでの仕事の役割

          ワールドカップでも躍進しているメキシコ代表、その土台を支えている育成スタッフについて説明していきます。 現在、LigaMXに所属しているMonarcas Moreliaの育成では、カテゴリーごとに監督、コーチ、フィジカルコーチ、ドクター、用具係がおり、育成全体の中では心理学者が1名、管理栄養士が3名在籍しています。 ・監督、コーチ チームの方針、練習メニューの作成、戦術、戦略の決定など日本と同じような仕事役割ですが、その他のスタッフが充実しているので遠征や練習会場の確保な

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          メキシコサッカーの環境について

          現在、メキシコのLigaMXのモナルカス・モレリアの育成で働いています。 何年か前に日本サッカーの中で、『メキシコ人と日本人は同じ体格だから、メキシコのサッカーを参考にしよう』という流れがありました。 しかし、平均身長は同じであれど、骨格や筋肉のつきかたが違うのと、何よりメキシコのサッカーにおける環境の違いが多大きく、あまり参考にならないのではないかと私は思います。 現在所属しているモナルカス・モレリアの予算はメキシコ1部リーグの中では真ん中に位置しています。しかし育成だけ

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