柱のきずではなく「落書き」あります
娘が仏壇にちまきを供える。「早めに食べて」と言った。端午の節句なので童謡「背くらべ」を口ずさむ。歌詞は、お兄さんに身長を計ってもらった子どもの視点から書かれている。
柱のきずは おととしの/五月五日の 背くらべ
粽(ちまき)たべたべ 兄さんが/計ってくれた 背のたけ
きのうくらべりゃ 何(なん)のこと/やっと羽織の 紐(ひも)のたけ
歌詞の中に登場する「兄さん」は作詞者・海野厚さんのこと。なぜ「柱のきずはおととしの」なのか、多くの方がその理由を解説している。もう知れ渡っており、ここでは触れない。
我が家の背くらべは「柱の落書き」だ。小学生の子どもが毎年、柱に鉛筆で身長を記した。下手くそな文字と数字が消えないで残っている。最後に計ったのは1991年、古い話である。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?