見出し画像

疑惑の会社員として犯人扱いしていた

「朝日」ともあろうものが。(09年6月27日) 河出文庫・「朝日」ともあろうものが。(烏賀陽弘道)を一気に読んだ。題名もそうだが、前書きから興味? を持ってしまう。「朝日新聞に辞表を出したのは2003年5月末のことだ」。

第1章「ぼくはなぜこの仕事を選んだのか」~第13章「さようなら。お世話になりました」。

「なぜ朝日新聞社を辞めたのか」を文章で書いたほうがよく自分の考えを伝えることができる、というのが書いた理由だ。

困った時はNHKとか朝日新聞の悪口を書いていれば間違いなし、というわけではない。内容は省略するが「捏造記事はこんなふうに作られる」(第9章)など詳しく書いている。

ドラマスペシャル「妻よ!松本サリン事件犯人と呼ばれて…家族を守り抜いた15年」(26日・フジTV系)を見た。当初警察やマスコミは、河野義行さんを「疑惑の会社員」として犯人扱いしていた。

当時の警察、テレビ、新聞、週刊誌などを織り交ぜて、ドラマは進行する。犯人でないことを証明することの難しさ。家族の苦闘と絆。「朝日」ともあろうものが。同様、考えさせられた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?