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考えても考えても何も書くことがない
社内報で10月下旬に開催されたOB会の模様を見た。参加者は新聞社25人を含む計56人。参加者が年々減っている。正確なところは分からないが、亡くなられる会員より新加入の会員の方が多いはず。会員数が微増にもかかわらず総会、懇親会が盛り上がらないのはなぜなのか。OB会は曲がり角である。
会員の近況報告ページには約140人分が載っていた。他社の後輩が3人メッセージを寄せている。もうOB会員なのかと自分の年齢を考えず驚く。メーンは集合写真だが、それ以外にも4、5人が集まっている写真が何枚もあった。はっきり顔を覚えているのは10人前後か。皆さま、お元気そうだった。
近況報告では体調に悩むものが目に付いた。あまり歩けなくなった、OB会に出たいけど身体がいうことをきかない。あちこち手術してよく今まで生きてこれた、等々。私は近況報告をパスした。誇れる報告がない。考えても考えても何も書くことがないのであきらめた。だらだらと無駄に過ごしてきた。
ところが、近況報告ページに私の氏名もあった。「9月20日、喜寿のお祝品が届きました。ありがとうございます」。お礼のつもりだったが、近況報告と受け取ったらしい。こんなことなら、もっと気の利いたものを書いておけばよかったと反省する。OB会特集は6ページもあった。会長が代わり新体制がスタートした。何かが変わりそうだ。