「母の待つ里」です、見てくださいね
友人から電話がきた。「いま大丈夫?」「バスの中だけど」「じゃあメールする」。2、3分してメールが届く。「浅田次郎の小説で遠野を舞台にしたNHKのドラマは何か分かりますか」。
バスが終点に着いたのでメールの返信は後回しに。墓地公園では園内移動用無料貸出自転車サービスを始めていた。管理事務所と休憩所に各2台。休憩所に行くとごく普通の自転車があった。
いつも通りの墓参り。ベンチは暑いので再び休憩所へ。返信を書く。「母の待つ里です。NHKBSで21日第1話、第2話、28日第3話、最終話。いずれも夜9時から放送。見てください」。
舞台となる美しい原風景を求めて、遠野市で1カ月間にわたり撮影した。過疎化が進む町の売りは、昔から「原風景」だった。8月にドラマを見損なった人はぜひ再放送を、と宣伝している。