寂しいけど仕方がないと割り切れない
走る人のための雑誌、ランナーズは1976年に創刊された。私はその前後にマラソン大会出場を目指し、会社のマラソンクラブに入部している。主に関東近辺の大会に参加した。「苦しくなり歩きだしたくなったときは、ゴール後に仲間と食事ができる」とひたすら走った。
岩手の「遠野じんぎすかんマラソン」に出たことがある。8月下旬、田園風景が広がる遠野路は心地よかった。故郷の思い出深いそのマラソンが終了する。2年前の第37回が最後の大会となった。
大会スタッフの高齢化による人員確保が難しくなってきたこと、昨年の大会の開催を休止したことに加え、新型コロナの感染拡大の状況を踏まえ、今後の見通しなどを検討した上での決定だった。いつかは終わるが「寂しいけど仕方がない」と割り切れない自分がいる。
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