見出し画像

卒寿の中に大ベテランの名前見つける

新聞人の大ベテラン(08年4月22日) 懐かしさのあまり、森川勇作著「北国の椅子」を読み返す。昭和49年6月15日発行、限定620部で、私が持っているのは第408冊である。正確には妻が贈呈されたもの。万年筆でのサイン入り。森川さんは妻の上司だった。

報道基金から、平成19年11月2日~平成20年2月1日までに古希、喜寿、卒寿を迎えられたお方らに敬老祝金が贈られた。必ずチェックするページだが、卒寿の欄に森川さんの名前を見つけた。

森川さんの「北国の椅子」は随筆集で、題字が船山馨氏、序文が山岡荘八氏という造本。あの長編小説「徳川家康」を山岡荘八氏に執筆させるいきさつ。北海道新聞時代の後輩、原田康子氏も「したたかな中の滋味」という一文を寄せている。

新聞人として50年を超える大ベテランで、私が結婚する時には恐れ多くも保証人になっていただいた。いつまでもお元気でいてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?