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薄情かな姉の初盆より自分の体が大切

姉は6月30日に亡くなり、四十九日法要が済んでない。この場合、来年が新盆・初盆になるのでは? 姪夫妻には「初盆ですので来てください」と言われた。多分地方のやり方なのだろう。

猛暑とお盆中の混雑ぶりを考え帰省は見送った。新幹線が走っていなかったころ、田舎へ帰るのは大仕事。指定席を求めて半日も並んだ。帰りは花巻駅から上野駅まで一晩中立ちっ放しだ。

列車内では身動きができない。どの駅も乗車する人ばかり。冷房は扇風機があったが、デッキにはないため皆汗だく。そんな思いをしながらの墓参り。親、きょうだいに会い英気を養った。

今は姉の初盆より自分の体が大切だ。結局、御仏前と御供を届けることにした。御霊前が四十九日の間、その後は御仏前となる。まだ四十九日の間、御香典が妥当かなと悩んだ末の結論だ。

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