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35年ぶり再会も弟は4カ月後他界した

生活保護を受けていた兄の次は、福祉事務所から扶養照会が届いた弟について。

諸事情があり35年間ほど消息不明だった。会ったのは弟が大学病院に搬送された夜である。意識もうろう、判断力が低下していた。(再会までの経緯は省略)

入院中に弟のアパートに行き健康保険証を探し始めた。引き出しの中を調べていると扶養照会が出てきた。家族が何度探しても分からなかった弟の住所を、福祉事務所が把握しており驚いた。

弟は約4カ月後に亡くなる。こんなことならもっと早く亡き両親や家族の写真を見せるべきだった。必ず元気になると信じていたので、そこまで気が回らなかった。

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