わがままは病気のせい、我慢してね!
玄関先で娘がドアをがたがたしている。外に出ていないのでカギはかけたまま。様子を見に来た娘はインタホンではなく、持参しているカギでドアを開け入ってくる。こうなると引きこもりだ。
夕刊を取りに行くのも面倒になってきた。別にきょう読まなくてもいい。あすの朝持ってくるか。ものぐさになりつつある。老いぼれるのはまだ早い、いや、まだ老いぼれるわけにはいかない。
家事をするようになった。妻は自分がいなくなった場合を想定し料理を教え始めた。なかなか厳しい。人から怒鳴られることがあまりなかったので、面食らっている。もう、長生きしてくれよ。
「怒りっぽい。わがまま。すべては、病気のせいです。我慢してください」と妻に言われて8カ月目に入った。大した用事はないので、出掛けず家にいることが多い。我慢、我慢の生活が続く。