９人中６人目か、最下位でなくてホッ

喫茶店で男２人がお茶を飲んでいた。話が尽きたころ、友人が「近くにガールフレンドが住んでいるから電話してみる」と言い赤電話に急いで行った。話の内容は分からないが笑顔で話している。

15分ほど経つと女子大生がやってきた。私と友人に向かい合って座る。自己紹介の後、友人が彼女に「俺だと言ったら、マーくん、まさし、りょういち、エーッ、だれなのだもんね」と苦笑い。

高校の同級会に行っときのこと。小、中と一緒だった幼なじみをホテルのロビーで見かけた。20年ぶりくらいに会ったが、私は彼女の顔も名前も覚えていた。隣組で仲良し。忘れる訳がない。

それなのに彼女は私の名前を忘れていた。小学の同級生の男性は９人だけ。「一人ずつ男の名前を言ってみて。思い出すから」。６人目で名前が出た。情けないが、最下位でなくてよかった。