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結婚指輪の代わりに腕時計プレゼント

義母の形見の自動巻き腕時計が26日2時36分で止まっていた。何月の26日からなのか分からない。古い腕時計で引き出しの中に入れたまま。気が向いた時に右手に持って振り続け動かしている。

義母は女性にしては手首が太かった。腕時計をつけてみるとベルトはちょうど良かった。私が腕時計をたくさん持っていることを知っていたので「亡くなったら形見にどうぞ」と笑顔で言った。

ボーナスをもらうたびに腕時計と万年筆を購入した。妻には結婚指輪の代わりに舶来品の腕時計をプレゼント。これには義母もびっくりした。現在は腕時計、万年筆とも4個しか持っていない。

小さいころ家にある手巻き時計のゼンマイを巻いた。毎朝、通学前に必ず行った。それを考えれば、自動巻き腕時計を毎日動かすことも苦にならない。今止まっている26日から習慣にしよう。

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