何かあったら無料で短くしてあげます
高校時代は短髪だった。長髪はいなかった。多分、校則で決められており、バリカンで1分刈りが主流。1、2年の時は素直に従い、3年の夏休み中に3分刈りにする人が多かった。
夏休みに理容店へ。女性理容師は「1分刈りですよね」と確認。「今回は5分刈りで」。30分ほどで散髪終了。「校則違反と言われたら、無料で短くしあげますから」とにっこり。
始業式で会った教師も級友も何も言わない。厳密にいえば校則違反だが、1分も3分も5分も髪が伸びてきたら同じようなもの。3年生は特別。そういうことなのだろうと思った。
カットハウスへ行く。「どれくらい切りますか」「3㌢ほど。刈り上げはバリカン9㍉で」。いつもの会話だ。今どきは「何分」ではなく「何㍉」。最近五厘刈りは約2㍉と知る。