9年連続200安打「面壁九年」の賜物
快挙の陰に面壁九年(09年9月16日)イチローが米大リーグ史上初の9年連続200安打を達成した。松坂など日本人選手が期待を裏切る中、イチローの活躍は目を見張るものがある。鍛錬、節制の賜物だろう。
9月13日のレンジャーズ戦。激しい雨でダブルヘッダーの第1試合は開始予定より4時間以上も遅れた。その試合の第2打席で左翼線に適時二塁打を放ち199本に。
第2試合は午後7時54分(日本時間14日午前9時54分)過ぎに始まった。イチローの第2打席、緩い打球が遊撃へ。スリーバウンドで捕った遊撃手が投げられない。イチローは一塁を駆け抜けていた。
イチロー父の話が脳裏から離れない。テレビなのか、サイトなのか、忘れたが、取材陣に「面壁九年という言葉を、いまあらためて言ってあげたい」と答えた。とっさに思いついた故事なのだろうか?
今季のイチローは胃潰瘍のために開幕戦を欠場し、15日間の故障者リスト入りした。この夏、私も人並みに胃潰瘍になったが、イチローに比べたらストレスは皆無に等しい。