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社会面に「訂正して、おわびします」

朝日新聞が訂正記事の書き方を変えた。もう7、8年前になるが、必要に応じて間違えた理由などを丁寧に説明するようになった。読者として「変換ミス」などという理由に思わず苦笑いだ。

当初は訂正の多さに驚いた。厳密に校閲してもミスは出る。読者や取材対象者からの指摘もある。一時期より訂正が減少しているように見えるが、実際のところはどうなのか。少し気になる。

私は訂正をよく出した。各支局から「訂正を出して」と連絡がくる。子どもの名前間違い、年齢間違い…。読者からの指摘なので無視できない。そのたびに編集局へ出向いて頭を下げてきた。

「訂正を出して」という方は簡単だ。こちらは無関係なのに「今後気を付けます」と編集局に謝っている。安易に訂正を出さないようにと、お願いしたことがある。馬鹿馬鹿しい作業だった。

久し振り、朝日新聞16日付社会面に訂正が載っていた。

訂正して、おわびします

▶15日付1面の天声人語で、庶民大学の活動が「2年足らず」とあるのは、「2年あまり」の誤りでした。庶民大学の講義は2年を超えて続きました。

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