音楽はオルガンを使った／遠野雑記帳

オルガンとピアノ（05年４月20日）　小学校の音楽はオルガンを使った。音楽室などはなく、音楽の時は前回まで使用していた教室から３～４人で持ち上げて運んできた。ピアノでの授業は中学校から。

中年の教頭先生は音楽が不得意で、一人でオルガンを練習していた。臨時で授業に来た時も同じで、30分～40分鍵盤に向かったまま。私たちは文句も言わずにその練習を見守っていた。

教頭先生の奥さんも教師で、私の１年生の時の担任。何かの用事で中学校に行った時、皆の前でピアノを弾いてくれたことを覚えている。オルガンと違ってピアノの音は、聞いていて気持ち良かった。

高校３年の時、２年下の女生徒がピアノの発表会を行った。彼女はピアノを習うために花巻市まで通っていた。その成果を披露する発表会も無事終了。帰り際、友人が「２、３回ミスしたな」と言ったが、本当かどうか。