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既にやめている孫に最後の年賀状書く

年賀状の宛名を書き終えた。愛用の万年筆でちょうど80枚。ここまでくればあとは簡単である。各人に短いメッセージを書き、落款を押しておしまい。20枚残っているので、例年通り2人の孫に出す予定。

ユーチューブを聴きながら、宛名書きして1日過ぎた。わずか80枚、それも万年筆だ。毛筆で書く人はもっと時間がかかる。時代遅れとは思わないが、年賀状じまいを待っている人がいてもおかしくない。

30~40年前。勤務中に年賀状を書き出す先輩がいた。毎年1000枚ほど出し、同数の年賀状が届くと豪語。数年経つと2000枚に増えたという。自宅にお邪魔してビックリした。年賀状の束がいくつもあった。

年賀状を出せば返信がくる。その繰り返しで枚数が増えたらしい。孫に出したらくるようになった。最近は届かない。なぜやめたのかと聞く。答は「面倒くさいから」。そんな孫に最後の年賀状を書いた。

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