抱かれて泣き出した乳児高校生になる
あの時は産休、それとも育休だったか。後輩が久しぶりに、乳児を連れて職場に来た。愛娘のお披露目とあり職場はいつもと違いほんわかムードだ。第一印象は「小さくて(当たり前です)可愛い」。
遠慮し離れたところに立っていたら、彼女が寄ってきて「抱いてください」という。慎重に受け取ったが抱き方がぎこちない。ニコニコしていたのに突然泣き出す。抱いていたのはわずか5秒足らず。
そんな乳児がもうすぐ高校生になる。電話中に「お母さん、長電話はダメだよ。早く電話切ってよ」という声が聞こえた。「早く切れと言っているので切りましょう」「生意気でごめんなさい」となった。
妻は昔ながらの専業主婦も、子育ては大変だったと思う。彼女は仕事をしているためなおさらだが、これで少しは楽ができそう。ひとり娘は中高一貫校なのかな。受験の話は1度も聞いたことがない。