かつて⇒いまもと言ったら褒めすぎか
プレジデントオンラインで「かつては東大卒よりも価値があった」47都道府県に必ずある"超名門"公立高校の全一覧(小林 哲夫 教育ジャーナリスト)を読む。
「(中略)父、祖父、曽祖父など先祖代々、旧制中学時代から一中に入学してきたという家系もある。彼らにすれば、たとえば東京大や東北大よりも盛岡第一高校なのであり、その威光が消えることはないのだ」。
同様の話を40年前に同級生から聞いた。東京の大学を卒業し、岩手に戻り地元の新聞社に入社した。彼を知っている多くの友人が「よく入れたなあ」と感心するほどの快挙(?)だった。
だが、新聞社の先輩などの結婚式に招待され、一人取り残されたような気持ちになる。式場には盛岡一、岩手大の出身者が多数参加しており、これ以外の人は気まずい思いをしたと言った。
「かつては東大卒よりも価値があった」と振り返っているが、超名門は「いまも東大卒よりも価値がある」と言ったら褒めすぎか。