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部屋狭いし壁汚いと孫が言いたい放題

パソコンをしていたら孫が入ってきた。椅子に座っている側にきて「この部屋ちょっと狭いね。ふすまも破れているし壁も汚い。新しい家に引っ越したらどう」と言いたい放題だった。

当時、小4の孫に「ここはお父さんの部屋だったよ」と教えた。机と本箱、ベッドに箪笥、ガラクタが入っている段ボール箱。フィットネスバイクに電子キーボード、確かに狭すぎる。

息子は一浪後、地方の国立大へ。日ごろ、ろくに話もしなかった。だがいなければいないで2、3カ月ほど寂しかった。主を失った部屋をのぞきながら
「もう、いないんだ」とため息。

妻がいなくなってどうか。寂しいという気持ちはない。自宅で死亡、火葬埋蔵を済ませても、ひょっこり帰ってくる気がする。孫にしか言ってないがこれ本心だ。頭が変になったかな。

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