大己貴神社 福岡県朝倉郡
大己貴神社(おおなむちじんじゃ)
幸(さい)の神?幸神(しゃちがみ)?
幸(さい)の神は男女の縁を結び、夫婦円満(男女の和合)、
子孫繁栄へと導いてくれる、「幸の神三神」クナト大神、幸姫命、
猿田彦大神。
幸神(しゃちがみ)は狩の幸運を与えてくれる神。
大己貴神社の歴史は古く、
日本書紀を始めとする歴史書他多数に記載され、
その由緒の始まりは、第十四代 仲哀天皇九年とされています。
また延長5年(927年)にまとめられた『延喜式神名帳』に記された
筑前国十一社のうちの一社に数えられ、
「於保奈牟智神社」と記載された古くより大変由緒のある神社です。
仲哀天皇九年、神功皇后が、
現在の朝倉市(秋月)野鳥のあたりで勢力を持っていた豪族
「羽白熊鷲(はじろくまわし)」を征伐後、
新羅征討を起こすにあたり兵を募ったが集まらず困っていたところ、
大神社〝おおみわのやしろ〟(または大三輪社と記載)を建て、
太刀や矛を奉納したところ、兵が集まったと
「日本書紀」に記載されています。
地元では「大神様(おんがさま)」と呼び親しまれています。
式内社、旧社格:懸社
大己貴神社付近と奈良県桜井市三輪の大神神社付近の
地理や地名の配置と名称の多くが一致することから、
その関連も指摘されています。
御祭神
正殿:大己貴命(おおなむちのみこと)
左殿:天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
右殿:春日大明神(かすがだいみょうじん)
鎮座地
福岡県朝倉郡筑前町弥永697-3
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