どん底の中でも思考と経済を止めてはいけない
今回のコロナショック...海外の仲間たちの情報を聞くにつれ、「経済を止める」ということの罪深さを感じます。アメリカでレストランを営む友人は「当日急に営業停止の通知が来て、明日以降の全ての食材が無駄になるほか、国からの保証があるのかどうかもわからない」状況だとのこと。
市民生活、経済対策、安全対策、それぞれの立場での意見が分かれる部分もありますし、今は正解のないフェーズです。政治も、経営も、難しい舵取りですね。
もちろん個人の生活も不安が募ります。トイレットペーパーを奪い合うような光景は平時には絶対に起こらないことですし、アメリカでは銃が売れているとのこと。
なんだか、ウィルスに心が分断されている気がします。
「大阪〜兵庫間の往来自粛を」というニュースもショックでした。
国だけではなく、地域も分断されていく。兵庫県知事の記者会見を見ると、地域間の住民の心も分断していくような殺伐とした言葉使いで、本当に悲しく、胸が苦しくなるようなものでした。
コロナショックの本質は、未知のウィルスに対して、その防疫策が見えずらいという恐怖と同時に、こうして「心」を分断していく疑心暗鬼の連鎖に対してどう立ち向かっていくかという部分にあるような気がしています。
僕ら宮崎県人は、10年前に同じような状況を体験しました。隣県で宮崎ナンバーの車が駐車を断られるというようなことも起きました。「口蹄疫」の体験は、僕らの記憶に深く刻まれています。
「#がんばろう宮崎」とお互いを励ましあって、前に進んできた私たちだからこそ、来るべき(必ずやってくる)復興フェーズに向けて、しっかりと心を繋ぎあって、地域一丸となってこの大波を乗り越えることができると信じています。
本日、東洋経済ONLONEにて取り組みを取り上げていただきました。
思考停止になっている暇はないのです。
宮崎県で2-3例目の発症がおこった夜の記者会見で、宮崎県の河野知事からも地産地消への呼びかけがございました。
”感染拡大防止を徹底していく一方で、経済は引き続き回していかなくてはならない。地元のものを買う、地元のお店を支える、そういった活動もお願いしたい”
”宮崎市内のBUY LOCALといった動きもあります。こうした事業者の皆さんの動きに答えて欲しい”
小さくとも、できることをやる。
「閉じること」しかできない今、地域を支えるのは地元の絆です。
客数が激減する飲食店の「未来顧客になろう」という取り組みも始めました。もちろん、ここに掲載している参加店舗のみを応援して欲しいということではなくて、僕らが伝えたいのは、ご自身の近くの行きつけの食堂、カフェ、雑貨屋さん、花屋さん、洋服屋さん、どこでもいいので地元の経済を消費の循環で支えて欲しいというメッセージです。
もうすぐ桜が咲いて、一歩ずつ春に近づいています。
前へ進んで参りましょう✊🏻
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