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【コース解説その6】広島湾岸トレイルラン2022(A9からゴールまで)

前回はA9鹿谷ふれあい広場まで解説しました。A7-A9までの解説は以下より。今回はA9からゴールまで解説します。やっとゴールするぞー(その前のA7まではリンク遡っていくなどしてください)

A9鹿谷ふれあい広場からA10竜王公園まで


赤丸が鹿谷ふれあい広場の正解位置

A9鹿谷ふれあい広場からA10竜王公園までは約9kmがっつりトレイル区間となします。まず登り返して火山(ひやま)を目指します。火山まで約2.2km250mアップ。もともときつい区間なのに、一度水分補給のために標高を下げているので余計にしんどくなっています。ちなみにここのエイド設定考えたのITADAKIですからね。俺じゃないです。なので「こんなきつい設定にしやがって~」というよな苦情はITADAKIの方へお願いします(笑)

鹿谷ふれあいの里から火山へ
標識が交通渋滞

火山まではとにかく長く感じます。地元の皆も「あそこ長いですよね~」というほどなので、疲れ切った体にはおそらく相当堪えると思います。一歩ずつ着実に進みましょう。

少し開けた火山山頂

火山を過ぎて下っていきますが、岩場が多いですね。踏む位置間違えると転倒の恐れありなので慎重に下ってください。また土質も滑りやすいので下りが得意でない人は無理のないように。

この火山の辺り、南側に景色がいい箇所ありますので、急がない人は少し休みつつ展望を楽しんでみてはいかがででしょうか。広島市内、瀬戸内海などが一望できます。

火山過ぎの展望地
夜景もいいですよー
岩場は転倒注意

下記写真の箇所は3点支持とかで体制を整えながら降りてください。だだだーーって降りるのは無理な箇所。ここで転んだら痛いとかそんなもんでは済まないと思いますので。

ここは要注意

この火山の下りを降りきったら数度細かいアップダウンを繰り返します。普段ならさーーっと走れる短い登り降りなんですけど、最終盤のためきつく感じるアップダウンになるでしょう。

下の写真は石山というところ。ここ、展望がいいんですよね。夜景もキレイです。たまにハイカーさんが石の上でのんびりしているのを見かけますね。下の写真は今さっき登ってた火山、武田山を見返した形になります。

石山の標識
権現峠

えっちらおっちら進み、この丸山が見えたらとりあえずこの広島南アルプスを抜けるサイン。ここから気持ちのいい緩やかな下りを下っていきます。狭いシングルトラックでスピードでる区間なので、前からハイカーさん来てないか確認しながら進んでください。

気持ちよーく進んでいたらこんな感じで180度ターンして鍬投峠まで降りていきます。ここは初見の人は真っすぐ進んでしまう可能性高いので立哨を配置します。ここからはスピード出る下りですが、少し足元が斜めってる箇所ありますのでバランス注意。

曲がれ~

しばらく降りると建物ありますので駐車場を抜けさせてもらいます。そのあとの分岐までもけっこう車通りますので、車が来ないか確認しつつ車道に飛び出ないように注意ください。

駐車場をぬける
左折。車道に飛び出ない。
鍬投峠

この鍬投峠近辺、ゴミが散乱したりしてたんだけど、仲間が清掃活動してくれたりでいまはすっかりきれいに。また交通量が多いので見通しが悪く危ないという事で湾岸協議会の方たちが草木を除去してくれたり。レースを介していい状況になっていることは喜ばしい限りです。

感謝感謝

さてみなさん、散々急登を登らされてきた広島湾岸トレイルラン、もう登りたくないという気持ちよくわかります。「もう止めてつかーさい」という気持ちよくわかります。でもこの鍬投峠が黙っていません!
広島湾岸トレイルランが誇るラスボス「鍬投峠」。たった0.5km約100mアップしかないのにこのラスボス感。これは単発でここを登っても感じることはできません!

ここに入ったが最後後退は許されません。

最初アップダウン(結構急です)を繰り返し、やっときました木段。前はもう段ではなかったのに2年程前くらいに誰かが設置されたんですよね。ビジュアル的にきつさが見えてしまうのでメンタルに来ます。そしてもちろん足腰にも。確か200段とかなんとかだったと思いますけど、多くの人にとって数える元気もないことでしょう。とにかく一段一段、禅だと思って進むしかありません。アドバイス的なことを書くのなら、もし誰かと一緒に登っているのなら何か話しながら上を見ずに歩いてみてはいかがでしょう。きついことに集中しないことで息遣いも無理なく登れるかもしれません(先日ある時この戦法で乗り切りました)。

耐えるしかない
登り切ったら右折

鍬投峠をやっつけたらもうこんなきつい登りはありません。多少のアップダウンがあるくらいなので大丈夫かと(まあちょっとした登りでもきついですけどね)。気持ちいいトレイルをA10に向けて進みます。
1kmちょっと走ったら三滝少年自然の家の中を通過する形でA10に降りていきます。普段はゲートが閉まっているため使うことができないレアなルートとなります。

絶対に左折してください!

実はここを直進してすこーーしだけ進むと高峠山という展望地があります。いい写真あったんだけど埋もれて出てこない(汗)なのでYAMAP貼っておきます。もし景色見てみたいという方はかならずルートに戻ることを約束いただいた上で見に行ってくださいね。

A10竜王公園から栄光のゴールまで

さて、A10までよくやってきました。あんな登りこんな下りいろいろ思い出すことでしょう。もうトレイルは無しです。ロードをひたすら10kmほど進んでもらいます。なお、ぎりぎりランナーの方、関門ギリで通過しても歩いて止まらなければかならず制限時間内でゴールできます。だって2時間あるんですから、下りと平地だけなので1時間5kmなら少し早く歩いたとしても十分な速度ですからね。なのでここに制限時間内到着=ゴール!と言っても過言ではありません。完走おめでとうございます。さあウイニングラン(ウォーク)開始です。

A10出て階段おります。ここの景色いいですよー。とぼとぼ降りていくのは筆者。

最初の下り、歩道けっこうがたがたで不注意で転ける可能性あるので夜間とかは特に注意。信号もあるので前方注意です。夜間、信号は消えているかと思いますが左右気を付けて通過を。

真っすぐ信号渡る

一部歩道の無いところを通らないといけないので徐行でお願いします。

河川敷に出る

下ってきたら河川敷に出ます。ここから河川敷沿い平坦8kmロードです。

コンクリ、アスファルトあり
芝生ゾーンあり(砂利ゾーンも)

日中はランニングしている人、散歩している人などいますから接触の無いように注意してください。あと夜中真っ暗です(反射付きテープなどは付けます)。足元注意してくださいね。

それと別件注意事項。レースの失格事項に「選手又は係員以外の者と伴走した選手」とあります。この河川敷なら誰でもそういう状況が作れます。なのでもしチームメートとかが応援に来るとかになってる人は「伴走無し」でと言っておいてくださいね。ほかの選手が見たときに「なんじゃありゃあ」と疑われないように。もちろん応援は周りの迷惑になってなければいいと思います。また子供さんと一緒にゴールとかはこの事項で制限することはないと思いますので、選手皆がお互い気持ちよくゴールできるよう、何事もほどほどにということでお願いしますね(^-^)

河川敷を上がり
祇園新橋を渡る。明るい時間帯なら走ってきた山々(武田山、火山など)が見えますよ。
ゴールに向けてテープ等の見落としないように。

それと祇園新橋渡り切って南下し始めたら注意してほしいことがあります。スタート時は大勢が一斉にスタートするということで警備員、立哨を多数配置しておりましたが、ゴール目前はばらけることから特に警備員などを立ててはおりません。そのため、各自で自転車、歩行者などに注意をしていただき接触事故など無いよう注意ください。また橋などをくぐるアンダーパスは見通しがききにくい箇所もありますので前方から勢いのある自転車が来るんじゃないかと想定して通過していただくようお願いします。

ほんと前から自転車突っ込んでくるときあるので気を付けてください。

祇園新橋を曲がって南下すること約4kmで栄光のゴールです。ぜひその達成感をかみしめていただきたいです。長い長いチャレンジおつかれさまでした!

栄光のゴール!

ということで6回に分けてなんとか書いてきましたが、コースの雰囲気などつかめたでしょうか。ブリーフィングの代わりなんで詳しく解説したつもりですが自分の印象の強いところをメインに記載しましたので抜けている箇所もあるかもしれません(汗)なんで「書いてなかった」とかは無しでお願いします(笑)
次回、実は9/10にフル試走してきたのでそれを踏まえたまとめ的な投稿ができればと思ってます。もしかしたらいままでの記載に追記することもあるかもしれません。ではまた次回(^-^)









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