韓国語翻訳練習 ハ・テワン~全ての瞬間が君だった~53「2.二人だけの季節が始まった瞬間」
僕を愛してくれてありがとう
僕をものすごく好きでいてくれる君がとてもありがたい。
笑ってくれてありがとう。
君とのデートを約束した日、仕事をしている君を連れていくために君の退勤の時間に合わせて会社の前を訪れた僕を笑って出迎えてくれて。待っている間すごく暑くて愚痴をこぼす僕を宥めるように気遣ってくれて。
見つめると恥ずかしがって子供のように僕の背中の後ろに隠れる君が本当にかわいい。そんな亀みたいに顔を隠してしまう中でもちらっと見えるその微笑みが僕はとてもありがたい。
なぜかわからないけど僕を愛してくれているようで。
ただ、僕が君にとって
特別な何かになっていっているようで。
喜んでくれてありがとう。
僕たちが付き合う前、つまり友達として会っていた時、君は僕が腕につけていたブレスレットを見て「そのブレスレット本当に素敵」と言ったでしょ。それで、君のその時の言葉を思い出したから、僕は自分がつけていたブレスレットと同じものを買って最初のデートだった昨日君にプレゼントしたんだ。
実はこれはそんなに買うのが難しいものでもないし、そんなに値段が高いものでもないけど、君はブレスレットを受け取るとその日ずっとブレスレットをした腕を見て、これ本当に素敵と癖のように呟いて、ありがとうと数えきれないほど言ってくれたね。それでも自分の感謝の表現が下手で僕が傷ついていないかを先に心配していた君だった。
僕はそんな君が本当にありがたい。
些細なことに感謝すること、
それから謝ることを知っている君のそんな優しい心持ちに
もう一度ありがとう。
心配してくれてありがとう。
いつものようにカトクでお互いの日常を伝えているとき、君が突然「君がそばからいなくならないといいな」ということを言ったでしょ。どうして突然そんなことを思ったのかと尋ねたら、「君がすごく好きになっているから訳もなく不安で、なんかいろいろ考えて…」と答えた君。
君には少し申し訳ない話かもしれないけど、僕は君のそんな愛情のこもった心配がすごくありがたかった。愛情表現が下手な僕の代わりに僕たちの関係の深さがどのくらいなのか確かにわからせてくれたから。僕はもう、深くなるだけ深くなった僕たちの出会いが空しく終わってしまわないようにいっぱいの愛情を君に向けるだけでいいのだから。
君が二度と
そんな不安で
夜明けを揺らさないように
するよ。
いろいろありがとう。
こんな風に多くのことが至らない僕を、こんな風に愚かな僕を何の条件もなしに好きでいてくれること、本当に感謝してる。だから、君は僕にとって一年を全て使ってしまっても惜しくない人だってことだ。