レッドオーシャンに向き合うこと
自分はブルーオーシャンなことを探すのが比較的得意なんだろうと長らく思っていた。
レッドオーシャンなことは、取り組む前から遠ざけてしまいがちだった。
2020年は音楽に取り組む時間が増えた年だった。
きっかけはリモートでのコミュニケーションが増えたことだった。
友達とリモートで歌を歌おうとチャレンジする過程で、トラックを作る必要が出てきて、DTMを始めた。ここ数年で音楽の習い事をいくつか始めていたこともあって、音楽に使う時間がすごく増えた。既存の曲を打ち込みしてみたり、自分で曲を作ってみたり。
2020年は、エンターテイメントに触れた年だった。
リモートで演劇を作る劇団ノーミーツに関わって、技術監修としてロボットを動かしたりしてリモートでカメラワークを実現した。
もっと深いことがやりたくなって、劇団員として迎い入れてもらった。年末公演していた第3回長編公演ではテクニカルディレクターをした。
ノーミーツはとてもフラットな集団で、自分の担当外の分野のことであっても、良い公演を目指してアイデア出しをする。自分たちの作る体験をみんなで考えているんだと思う。
ノーミーツに関わって、エンターテイメント、体験全体を考える時間が多くなった。
音楽やエンターテイメントって自分にとってはレッドオーシャンなことで、人生からは遠ざけることが多かった。
しかし2020年それらに時間を使って考える中で、レッドオーシャンなことに時間を使う勇気を持ってもいいんじゃないかと思うようになった。
時間を使ったからって何になるかはわからない。何をしようって訳でもない。ただ時間を使うと選択した。
2020年いろんなことを選択したけれど、考え方という意味ではこれが大きな選択じゃないかと思う。
出会いを大切にしていることもあって、普段あまり長期の計画を立てることはしない。
でも2020年は大きな計画を2つした。
ひとつは個展の計画。2人展ができなかったことを経て、初めての個展をやることを計画した。もうひとつは春頃報告できる予定。
計画も選択だけれど、考え方の変化は自分にとって大きい。
「2020年は良い年だった?」▶︎はい▷いいえ
最後にした意識的な選択。
良い年でした。
間に合わなかったけれど、
#2020年わたしの選択