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ガンサバイバーでうつ病でニートの僕が頑張って社会復帰を目指す記録 #11

うちには2匹の猫がいます。現在3か月半の子猫ちゃんたちで、本当にかわいい盛りです。

ご飯を食べる猫ちゃん、木登りをする猫ちゃん、かけっこをする猫ちゃん、昼寝をする猫ちゃん。どの猫ちゃんも癒されます。

今ではすっかり僕たち夫婦の心の支えとなっている猫さんたち。でも、今の状態に落ち着くには色々と紆余曲折がありました。今日はそのことについて書きたいと思います。

今になって「こうしておけば良かったな」と思うことは、猫さんたちの育成方針について、僕たち夫婦間でしっかり合意形成をしておくことでした。

僕の育成方針は自由放任。「えさと水を与えていれば猫は勝手に育つでしょ。」みたいな感じ。一方、妻は結構、世話を焼きたい派。食事も健康のためにトッピングフードを作るし、猫が鳴けば何かと様子を見たがります。夜鳴きとかに反応して深夜に布団を飛び出すこともしばしばでした。

猫の機嫌に右往左往する妻を見ては「このままじゃ、あなたが育児ノイローゼになってしまうよ」「猫の機嫌は猫にしかわからないんだから、放っておいて大丈夫なんじゃない?」と言っていました。だけど、なかなか妻の世話焼きは止まりません。どうしても構っていないと心配なんでしょうね。

あれこれ猫の世話を焼いてジタバタしては疲労してしまう妻の様子を見ているうちに、だんだん僕はイライラしてきました。「最低限のことをしておけば、猫は勝手に育つのに、どうして妻は疲労して精神をすり減らしてまで世話を焼くんだろう?もっと自分を大切にしてほしいのに!」といった具合に。

いくら言っても妻の態度は変わらないので、いつしか僕は「もう勝手にすれば?」と思う世ようになり、その気持ちは態度にも出るようになってきました。マズい態度をとってしまったと思っています。今は反省しています。

妻は本当に心の優しい女性なんですよ。なので猫さんの達の様子を真剣に心配していたんでしょう。犬は経験あったけど、猫の飼育ははじめてだったので手探りな部分の多くて心配だったのかもしれません。なるべく健康に育ってもらいたい。不調があればすぐに察知して治してあげたい。そんな気持ちが強かったんだと思います。

だからこそ世話を焼かずにはいられないと。もっと早い段階でその辺の気持ちを汲んであげればよかったなぁ。そのことに気づいてからは、僕はなるべく妻の気持ちに寄り添ってみることにしました。

猫が鳴けば積極的にあやすし、遊んであげることにしました。食事についてもトッピングご飯のレシピを覚えて、家事同様に猫の世話も完全に分担できるようになりました。

そうすると僕の気持ちにも変化がおこり、イライラすることが無くなりました。子猫の育成を、本当の子供の世話を見るように、妻と右往左往しながら取り組むことで、大変だけど、夫婦の絆も強まったし、生活も楽しくなりました。

「猫なんて餌と水を与えていれば勝手に育つでしょ」という気持ちには変わりはありませんが、それでも「愛情をもって接して右往左往しながら育てていった方が楽しいし気付きもあって良い」と考えるようになりました。育成方針のギャップが埋まったので僕のイライラも無くなったし、妻の負担も少なくなったように思います。

今回の件を通して僕も反省しました。独りよがりで自分の価値観に固執したせいで、心が凝り固まってしまいました。結果として僕たち夫婦の仲にも(今はもう解消したけど)小さな軋轢が生まれてしまったと。

価値観のギャップって早めに埋めるに越したことはないですね。今後は小さなギャップも対話や行動を通して埋めていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。本日は雑談なしです。
それではまた明日。

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