わかっている

信頼していた人に暴力を振るわれた。
私の生活態度が気に食わなかったらしい。
私はお前の度々起こる衝動に何度か対面して、その度お前の挙げる不満を一つずつ潰していった。
それでもまた何か気に食わないことができる。
多分これは、相手の気質の問題で、私が仮に完璧な女だとしてもあいつは色んな角度でひねくれるのだろう。
年下の女と付き合えている喜びは持続せず、普通の人間性を求められるようになる。私は年齢という傘に入りどこまでも甘えていたかった。
だがそれが気に食わないらしい。そして衛生観念に差があった。私は能天気に生きすぎていた。
しかしあいつは元より短絡的で許容範囲が狭い人間なので、己の思い通りの生活ができないとすぐに切れる。人間なんて皆それぞれ違うのに、それを理解しない。
怒りと悲しみが交互に来て、私はついに悲しみに塗れ、過去自分がされて気色悪いと思っていたこと、長文LINEメッセージ連投を繰り返している。最悪だ。なんでこうなってしまったんだろう。既読はつかず未読のままで、惨め。死んだかと思って今日の夕方本気で心配したが昨日の夜中にLINE VOOMを更新していた。当たり前のようにスルーされる存在にまでなってしまった。
そんなものに執着などしないでさっさと切ればいいのに、予想以上に好きになりすぎていた。未来の約束も、たくさんした。した事の無い経験を沢山した。幸せだった。などと思うと涙が止まらない。信じられない。 こんなに泣く人間じゃなかった。
信頼していたし信用していた。
でも捨てられた。もう何も残っていないのに、LINEをブロックされていないという僅かな希望に執着し、相手の気を引きたいメッセージを送ってしまう。やめた方がいいと言うことはわかっている。
でも好きで大好きになってしまった。首を絞められて人格否定されたにも関わらず、楽しかった思い出が頭に浮かぶ度涙があふれる。もう恥ずかしくて死んでしまいたい。
会社の飲み会で激写された自分の写真を見るとあまりにもブサイクで、もう何をどうすればいいのかわからない。よくこんな不細工な面で人並みの態度を取っていられるよなと思えてキモい。
なんかもう終わらせたい。
こんな人間だったのね所詮  まじで己が気色悪い

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