愛しきもの
強すぎれば壊れ
弱すぎれば離れ
大切なものの在処は
いつも不安定
映し出される度に
花びらのように舞っていく
壊れてしまったことは
いつまでも其処にあって
耳に届く色を
手では追えない光に変えてゆく
離れてしまったものは
今でも傍にあって
目に響く音を
口では遮れない静寂に換えてゆく
色と音とが紡ぎ出す
光と静寂の景色を
夜明け前の心に放って
いつか見たあの空の
雲の移ろいの中に
大事な何かを仕舞いたい
強すぎれば壊れ
弱すぎれば離れ
大切なものの在処は
いつも不安定
映し出される度に
花びらのように舞っていく
壊れてしまったことは
いつまでも其処にあって
耳に届く色を
手では追えない光に変えてゆく
離れてしまったものは
今でも傍にあって
目に響く音を
口では遮れない静寂に換えてゆく
色と音とが紡ぎ出す
光と静寂の景色を
夜明け前の心に放って
いつか見たあの空の
雲の移ろいの中に
大事な何かを仕舞いたい