捨てる人と救う人
はじめに
まずはじめに、トップ画像はふうちゃんのフリーイラストから使わせていただきました。
ストーリーを考える
皆さんは、この画像からどんな物語を想像しますか。優しそうな主人公が段ボールに捨てられたワンちゃんでしょうか。ワンちゃんを飼おうとしているのでしょうか。ワンちゃんが嬉しそうです。
そんな、ほのぼのとしたストーリーが思い浮かびますね。
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本当にそうでしょうか。深く読み取っていきましょう。
登場人物は何人いますか。段ボールに捨てられているワンちゃんを「救おうとしている主人公」が一人ですかね。
ワンちゃんも登場人物と考えますか。
それでよいですか。
実はこの物語にはもう一人、登場人物がいます。
「捨てた人」です。
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私はこの金曜日、児童文学作家の今西乃子さんの講演を聴く機会をいただきました。
上の問いかけは今西さんが聴いている私たちに投げかけたものです。
犬や猫の殺処分の話から、捨てるのも人間、救うことができるのも人間であり、改めて命の大切さについて考えさせられた素晴らしい講演でした。
自分を好きになること
命は何のためにありますか。
ただ、息をするためではなく、幸せになるために命はあります。
自分が好きですか。
裕福であったり、容姿や立場が立派であったり、能力が高かったり・・
このように、誰かと比較した自分を好きか嫌いかを感じるものではないのです。自分自身のことが好きかどうかです。
人は、大きく2つの選択をする力があります。
誰かを傷つける力
誰かを救い愛し守る力
どちらの力を使う自分が好きになれそうですか。
どちらの自分が幸せですか。
人間ですから、時には誰かを傷つけ、自分自身のことが嫌になることもあるでしょう。
でも、毎日、寝る前にでも今日の自分はどうだったかなと振り返り、少しずつでも誰かを救い愛し守る自分を増やして、自分自身を好きになっていくことが幸せをつかむことにつながるのではないでしょうか。
傷つけ捨てる側と救い愛し守る側
あなたは、「誰かを傷つけ捨てる人」、「誰かを救い愛し守る人」のどちらの自分でいたいですか。