中学硬式と高校野球について

中学硬式野球と高校野球。インターネットのどこを検索しても、SNSを血眼で探してもまともな情報はほとんど出ていない。

理由がある。部員たる子供達は進路でスポーツ推薦をもらうから、どんなにひどい指導者、チームであっても、親子共々そのチームに一生頭が上がらない。 さらには親同士での足の引っ張り合いも醜く、ちょっと何か載せると別の親がその指導者にチクったりもする。高校野球の場合はSNSなどに載せないようにと高野連が各校を通じて親に通達がくる。高校の指導者も父母のSNSには結構気を使っているように感じた。

息子は中学受験で中高一貫校に入学したため、中学硬式クラブにペコペコする必要がなかったし、高校も野球推薦ではなく、一般受験で国立大を目指しているため、しがらみが無いのがせめてもの救いである。

夏の甲子園大会がコロカ禍で中止となり、息子の最後の夏は何もなく終わった。 呆然とする危険な状態をなんとか脱しつつ、息子は受験に舵を切った。 本来は甲子園への道・神奈川編・現役父親目線で最後の夏を書き留めたかったが、もはや叶わぬ夢となり、せめてこれまで息子と歩んできた道を整理しながら書き記したい。

これから中学野球、高校野球へと進む御父母の少しばかりのご参考になれば幸いである。