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『光流るる阿武隈川』はもはやプロ並みの構成力と文章力
もはやプロレベルーー
こんばんは。
カーボです。
今回は福島太郎さんの
『光流るる阿武隈川』
を紹介します!
◯福島太郎さんとは
地方公務員でありながら、本格的な創作小説を
書かれてる方です。
収益を全額寄付されています!
◯冒頭から雰囲気が違う
まず冒頭が高村光太郎の詩から始まります。
うーん、小説っぽい 笑
この本は福島県の東和町木幡
(今は合併して存在しない)
を舞台にして書かれた本です。
ここで生を受けた主人公 大越里美の
カヌー競技人生を中心に物語は進行します。
◯構成力も段違い
この実在の場所や事実を舞台に架空の物語を
作り出す構成は福島さんの得意技であり、
今回もその技が冴えわたっています。
里美の両親や先祖から脈々と流れてきた
木幡の歴史と最新の技術が結実して
世界に飛び立つ流れは完璧です。
表現が合っているかわかりませんが、
朝ドラの1クール分を一気見したような
時代の流れのダイナミズム感じさせてくれます。
各キャラの設定がつくづく見事だなあと
思います。
◯絶対ハッピーエンドで終わる
そして、福島さんといえばコレ!
必ずハッピーエンドで終わるので
安心して読めます。
宮部みゆきさんみたいに筆を重ねる
に従ってダークサイドに堕ちていくかも
しれませんが 笑、
今のところは思い入れした主人公たちが
ハッピーで終わるのでとても読後感が良いです。
今なら無料キャンペーン中みたいですので
是非読んでみてください!
では、また!
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