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【企画】企画開発が上手くいかない理由3撰
はじめまして。カーボと申します。
このnoteを書くにあたり、自己紹介代わりに僕が20年近く携わっている企画開発の仕事について書いてみたいと思います。
多くの人々と同じように僕も企画開発の仕事に夢を持って飛び込みました。「俺が業界を変えてやる!」と半ば本気で思っていました。(そして、今でも恥ずかしながらちょっぴり思っています)
そして、多くの失敗と挫折とちょっとの成功を経て企画開発の仕事でうまくいかないと思う原因の主な3つをピックアップしました。
1 .当初の素晴らしい企画書通りに必ず進まない
企画書で映える企画と商品にして本当に素晴らしいものは根本的に異なります。とくに、企画書でおおっと思うものほどその傾向が強いように思います。実際に作ってみると絵に描いた餅とは正にこのことという風になります。
予測不能なことは必ず起こります(それが何かは分かりませんが必ず起こることだけわかります)
その予測不能の連続に対応した結果、輝かしかった企画書の内容は一枚ずつ剥がされ、最後に残るのは見るも無残なシロモノ‥という例をいくつも見てきました。
では、なぜそんな企画が止まらないのでしょう?
2.予算がついてしまった企画を止めることは困難
一度承認されて予算がついてしまった企画を止めることは困難です。なぜなら、それを中止する場合、誰かに責任をつけなければいけないからです。
どんなに企画が当初の予定の通りうまくいかずグダグダになってしまった代物でも、商品になりさえすればお金は入るので責任問題はかなり緩和されます。
予算が付いた企画を止める場合、それは明確な無駄金となるため承認してしまった上司を含めて責任問題となってしまいます。それをなんとか回避しようとあの手この手で頑張った結果がどうなるかはもうわかりますね。
3.それでも夢を見ることをやめられない
色んなことを現実的に考えて、堅実にお金になるものだけを作る‥
しかし、これはこれでやってみると思った以上に魅力のない何番煎じかわからない代物が出来上がります。皆さんもそんな商品を手に取ったことがあるでしょう。リスクを回避し続けた商品は全く魅力のないものとなり、ほぼ間違いなく失敗します。
なので、企画開発は結局、夢をとり、リスクを取らなければならないのです。その結果の多くは悲惨なものになろうとも、夢を持って進み続けることが成功には不可欠なのです。
いかがだったでしょうか?企画開発がうまくいかない理由、ヘンな商品ができてしまうその裏の理由が少しでもわかって頂けたら幸いです。
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