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「自分の考えで選択する人生にするため」休学を決断し、北海道へ、そして海外を旅した彼のライフストーリー 後編

 こんにちは!!
「休学者のつどい」は、「大学生活の選択肢の1つに休学を」
をコンセプトに
「休学経験者」、「休学をしようと考えている方」、「休学中の方」
が集まるコミュニティーです。

 今回は「休学者特集」ということで、
休学を一年間して愛媛から北海道へインターン+海外を旅してきた
「池くん」にインタビュー記事の後半戦です!!

出会いをきっかけに世界へ飛び立つ

 栗山町での4か月のインターンを終え、一度実家の高知県に戻ってきた池君。
帰省したタイミングがちょうど地元・高知で有名なよさこいのシーズンと被っていました。

よさこいに関して詳しい池君は、そこに北海道栗山町のよさこいチームの連絡でスタッフとして参加することになったことが彼の休学人生に大きな影響を与えることになったそうでした…

同じよさこいのスタッフとして働いていた時に、カナダ在住の日本人の方と出会い互いの考えに意気投合したことをきっかけに、急遽休学の予定に全くなかった海外に行くというプランを組み込み始めたと話していた。

「休学の後半はほんとに繋がりの中で生きていた」

今回のご縁をきかっかけに彼はアメリカを経由してカナダへ旅に出ることをきめました。

人生初!!海外一人旅へ

ロサンゼルスに到着

日本でカナダの方と出会いまさか海外にいってしまうなんて…
池君の行動力にはインタビューした私も驚きです。
そして、初の海外がまさかのアメリカ。カナダに行くためにはロサンゼルスを経由しなければならないのでアメリカに少しの期間滞在することに。

アメリカの一人旅は危ない、治安が良くないと聞いたことはないでしょうか。しかし、現地を旅した池くんによるとそんなことはないとお話していました。

「ロサンゼルスは治安悪いとかメディアがいっているけど、東京にもそういった場所はあるよね。サーフィンに行った時に帰りに見ず知らずの日本人の僕を車で次の場所まで送迎してくれた人もいるから。」


アメリカでサーフィンをする池くん


メディアの情報で溢れている中、自分で考え行動している彼のお話を聞いてメディアでは伝えきれないリアルな一次情報があり私も学ぶことばかりでした。百聞は一見に如かずとはこのことなのか…自分が直接見て聞いて、感じる。これは学内にとどまっていてはなかなか感じることができなかったのではないでしょうか。

カナダでは、高知で知り合った方の家に泊まりながらお仕事の手伝いをしたり、地域を巡ったりしていたそうです。ただ旅行に行くのではなく、人の暮らしを見ること、突然の出会いで繋がりを大切にすることも池くんならではの旅のスタイルなのかもしれません。

「幸せとは何か??」を追い求め、ヨーロッパへ

フィンランドでファームステイ


幸福度ランキング世界1位
であるフィンランドへ

「幸せとは何かを追い求め」再び旅に出ました。

フィンランドにwwoof(農家さんが食と住を提供し、参加する側が畑をするワークシェアサービス)を活用し、2週間滞在することに。


wwoof先で作業をする池くん

冬のフィンランドは、農繫期が終わり、行う作業は雪かきと家畜のえさやりだったといいいます。他にも滞在先の農家さんが街で有名な方で、スーパーのあまりものを無料で貰っていたため、24時間ごはん食べ放題で、果物を使ってドライフルーツを作るなど食べ物を一生懸命消費するという幸せな仕事もしていたとか(笑)


ピザ窯の様子 焼いたピザは絶品

作業が終わると、フィンランドといえばサウナ!
みんなと話しをしながらサウナへ入り、また美味しいごはんを食べて、ネットフリックスを見て農作業をして寝るという日々を送っていたといいます。

あっという間にwwoofの期間が終わり、フランス、キプロス、チェコ、オーストリア、ベルギーを周り日本へ帰国しました。

幸せを追い求めて訪れたヨーロッパですが、日本でファームステイをしている時と特に行う作業に違いはなかったそうです。そこで特別「幸せに対する価値観」の変化があったのか疑問が湧きました。


「幸せ」はすでに自分の中にある

ヨーロッパへ幸せを追い求め旅して池君。実際幸せとは何だったのでしょうか?

「ごはんを食べて、人と話して、サウナに入る日々。別にお金持ちになったわけでもないけど、自然と自分自身の行動に感謝できるようになった。」


フィンランドのサウナ



彼はフィンランドで何か特別なことをしたわけではないと語っていました。しかし、海外にいって幸せというものはどこかにあるのではなく自分自身の中にあることに気が付かされたとお話していました。

「幸せはすでにもっているもの。みんなもっとお金がほしい、愛がほしいというけど。ごはんを食べていること、人と話していること、ベットで寝れるとか当たり前なことが幸せなんだと気がづいた。」

私たちは欲深くもっとほしいという思いが先走りすぎてしまい、日常という当たり前なことに目を向けることを忘れてしまっていたのかもしれないと私は考えさせられました。国によっては私たち日本人が送っている日常ですら、当たり前におくれない人もいます。ないもの探しではなく、「あるもの探し」日常にあるものを丁寧に見つめ直す時間が必要かもしれません。

他人軸で生きることをもうやめよう

1年の休学期間を通じて、「自分の考えで選択する人生」を一番学んだといいます。


キプロスで2年前に伊豆大島で出会った友人と再会

「今まで何も考えないで生きてきた。親にはとても感謝している。でも、言われた通りのことをやれば考えなくてもいい人生になる。」

「自分で考えで行動することで、とりあえずやってみると。何かやっていると次はこうやったら面白いとか考えるとやりたいことが増えた。」

彼にとって「考える」ということがこの1年でのキーワードになっているように感じました。
他人軸で生きていたら手に入らなかったこと、「考える」ことこそが彼の生き方そのものを変えてしまったと私は考えました。

やりたいことが山ほどある!!

 休学期間が終わり、復学した今。
彼の次なるやりたいことは何か聞いてみました!

「もっと山登りに行ったり、つりもしてみたい!
作物も自分で育てて料理する。ほかにも、サーフィンをしたり、家にピザ窯をつくったりしたい(笑)」

やりたいことに溢れていいる彼のこの先の人生が楽しみでしょうがありません!
みなさんにとっての「自分で考えで選択する人生」はどんな人生でしょうか?
この記事を通じて「生き方」の一つの選択肢に彼のライフストーリーがはいることを「休学者のつどい」は願っています。


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