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京都祇園祭りにヨシ紙を

毎年7月に開催される京都の祇園祭り。

暑い暑い京都で、暑く燃える祇園祭り。

私にはこんなイメージのお祭りです。


その祇園祭りで配布される うちわ。実はこの団扇に弊社で漉いた宇治川のヨシ紙が使われています。


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このうちわ。表のデザインは毎年京都市立芸術大学の学生さんが担当しています。団扇の骨組みは、京都の宮津産竹炭と北山杉のバイオマスプラスチック。

貼ってある和紙は、宇治川に生育している葦で作った『宇治川のヨシ紙』

宇治川の葦をパルプに加工して、このヨシパルプを5%配合して漉いたものです。


この祇園祭りの団扇。

祇園祭り期間中、たくさん配布されているそうで10万本以上作るようです。でも一度使うとそれでおしまい。ゴミになる確率も高い。


だから、環境意識の高まりで、骨組みはバイオマスプラスチック。

貼ってある和紙は、宇治川のヨシ紙になりました。

はっきり言ってヨシ紙は、安くはありません。

4色のオフセット印刷が出来るように漉いてはありますが、国内で葦をパルプに加工する工程があり、洋紙と比べると何倍もする和紙です。

それを使うという心意気。環境意識の高さ。

それまでは、洋紙が使われていたので、表面もピカピカと光る感じでしたが、今はヨシ紙となり、手触りのいい趣のある団扇になりました。


祇園祭りで、宇治川のヨシ紙に出会えます。


この取り組みは、2014年から始まり毎年行われてきましたが、2020年はコロナの影響で祇園祭りが中止に。今年は現在では、どうなるのかわかりません。


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