山田兄弟製紙(株)・久兵衛
福井県勝山市にある平泉寺小学校。 山村の小さな小学校です。 平泉寺小学校の近くには、池ケ原湿原という福井県で唯一の湿原があり、 葦が生育しています。 毎年、池ケ原湿原ではヨシ刈りが行われていて、弊社の社長も参加させて頂いています。 平泉寺小学校では環境学習の一環として、ヨシ刈りを行い、刈り取ったヨシでヨシストローを作る活動を続けています。 その活動が今回、環境省の 『第9回グッドライフアワード』環境大臣賞優秀賞を受賞いたしました!!!! 池ケ原湿原の環境保全活
#SDGsへの向き合い方 越前和紙を機械で漉いている製紙メーカーです。 SDGsというとなんだか難しいように思いますが、製紙メーカーの工場内では 普通に行われていることが取り組みの一環だったりします。 和紙は失敗したものでも廃棄することがありません。 失敗した和紙も、カットした端っこもすべて原料に戻して再利用。 それが普通です。もったいない。 時には新しい和紙にチャレンジすると、ほとんどが使えないこともあります。でもまた原料に戻す。和紙を溶かして原料に作り替えて
クリアファイルはとっても便利。カットしても使えるし、書類の整理にはもってこいのアイテム。 でも時々中身が見えないほうがいいな、と思うこともあります。 うちは製紙メーカーなので、見えない方がいい時は うちの綺麗な和紙を表に挟んで見えないようにして使ったりしています。 でもクリアファイル、少し汚れてくると捨て時が難しいんですよね。 簡単に可燃ゴミとして捨てれないし。 それで、こんな和紙ファイルを作りました。 表側には、越前和紙のもみ和紙を使用。 和紙を抄いてから揉
明日9月1日から11月3日まで。 TAKEOFF-SITE様にて、紙とアートマーケットが開催されます。 この長い期間、日本各地から紙、紙の加工、活版、製本を得意とする企業、ブランドの商品が並びます。 弊社からは「久兵衛」のMEMO PADや、漉き合わせ模様がとっても可愛い「にゃん太郎」シリーズのメモを出展しています。 期間中、デザインのひきだしの編集長津田淳子さんと、グラフィックデザイナー名久井直子さんの、チョーマニアックな紙もの?たちも盛りだくさんに並ぶそう。 コ
本日7月22日より8月9日まで(オリンピックの期間と同じです) ほぼ日刊イトイ新聞さんのギャラリー&イベント会場『TOBICHI』で 「神田かわいい和紙祭り」が開催されております~。 6月に発売されました「デザインのひきだし43」 この表紙を弊社にて漉かせて頂いたご縁がつながり 弊社のオリジナルブランド「久兵衛」の商品を販売して頂けることになりました。 なんと、嬉しいお話。 久兵衛の商品は、関東地区では現在は「ふくい南青山291」さんでしか販売がないので、TOB
越前和紙の里、紙の文化博物館で 『神と紙遊び展』が開催されています。 先週、社長とふたりで見に行ってきました。 古来より神仏に祈りを捧げる神聖な場面で用いられてきた和紙。 人間国宝・岩野市兵衛氏が手掛ける越前奉書紙と、山本一恵氏の優しくて、繊細で、それでいて凛としたペーパークイリングが合い交わって、どれを見ても素晴らしく、感動しました。 特に山本一恵氏のペーパークリングは、稲穂のたわわに実る米粒ひとつひとつがとても丁寧で暖かみのある作品。 思わず息を止めて見入って
またデザインのひきだしのお話ではありますが。。。。。 6月22日つけ、地元の福井新聞に大きく取り上げて頂きました。 テザインのひきだし43の表紙は、ロゴも絵柄も背表紙もすべて和紙に漉き込んで漉き上げました。 ちょっと透かしの型をご紹介します。 和紙を漉くシリンダーに巻き付けたのが、↑このブロンズの透かし型。 越前和紙では、近くに透かしの型を作ってくれる工房があります。 イラストレーターのデータから作ることが出来ます。 このデザインのひきだし43の表紙の技法は、透
グラフィック社から6月8日から発売される『デザインのひきだし43』 今回の43号は和紙特集の「和紙のステキさ、再発見」 表紙を弊社で漉かせて頂きました。 ↑ 表側 ↓ 裏側 これは透かし漉き合わせ和紙で、本のタイトルも、文字も絵柄も すべて和紙を漉く時に漉き合わせて入れています。 よって、この本の表紙には、印刷したところがありません。 いや、裏面のJANコードはシールですが。 もちろんこのように背表紙の文字も透かし漉き合わせで表現。 予約販売も始まっている
河川敷に生育している葦(あしという植物ですが、あしだと悪いをイメージするらしく、ヨシと呼んでいます)から、ヨシ紙を作り始めてもう20年。 葦は、河川敷で大きく成長するススキのような植物です。 大きく成長する時に、河川の水の中のリンや窒素を栄養素として成長するため、水を浄化する植物と言われています。 こんな感じです。 国内の河川敷で刈り取った葦は、山梨県にある西嶋和紙工業協同組合に葦を運び、ヨシパルプに加工して頂いています。日本中でパルプに加工できるのは、ここだけです。
桜の季節。 入学や進級の季節でもあります。 本日から、久兵衛のサイトにて 【期間限定】桜柄・花模様の和紙の文房具フェア を開催しています。 久兵衛の販売品の中から、特に人気なのが この桜柄、花柄です。 桜の透かし模様というものもあります。↓ これは「透かしメモ SAKURA」 いわゆる模様が透かしで入っています。 9㎝×13㎝の一般のメモサイズなので、斜めに折って懐紙にしてもいいです。 こんな風に使っても綺麗~~。 久兵衛の商品の中で、ノベルティーとしてよ
滋賀県長浜市にある、びわ中学校で毎年ヨシ刈りが行われています。 「ヨシ行けどんどん作戦」と言われている琵琶湖のヨシ刈りです。 参加しているのは、びわ中学校の1年生、2年生で、学校のPTA行事としてヨシ刈りが行われており、春にはヨシの植え付けも行われています。 ヨシを植えて、育てて、琵琶湖の水を少しでも浄化しようという環境学習。もうかなり長く続けられています。 このびわ中学校で刈り取られるヨシの量は、ほんのわずかです。 でもヨシ刈りを行うことで、春にはたくさんの新しい
福井県勝山市にある池ケ原湿原のヨシ刈りには、毎年参加しています。 ヨシ刈りは、立ち枯れした葦を刈り取ることです。葦はイネ科の多年草で春に芽が出て、冬には立ち枯れします。立ち枯れした葦を刈り取ることで次の年に新芽が出やすくなり、葦が大きく生育するには必要な作業です。 なのに、福井県勝山市にある池ケ原湿原のヨシ刈りは、なぜか6月。 福井県勝山市は雪国福井の中でも、特に雪が多い豪雪地帯です。よって冬場の刈り取りは無理。 でも池ケ原湿原には、絶滅危惧植物に指定されている「ミズ
毎年、愛知県の庄内川河川敷で、ヨシ刈りが行われています。 このヨシ刈りに参加してくれるのは、当知小学校の児童と先生、当知学区連絡協議会、大日本印刷(株)、大日本商事(株)、(株)DNPロジスティクス、庄内川河川事務所、そして山田兄弟製紙(株) 2013年に始まったこの庄内川のヨシ刈り。2020年はコロナで中止になりましたが、それまでは毎年続けられていました。 庄内川の河川敷です。びっしりと生える葦 ヨシ刈りを行ったあとには、みなさんで記念写真。 最初、庄内川の河川敷
毎年7月に開催される京都の祇園祭り。 暑い暑い京都で、暑く燃える祇園祭り。 私にはこんなイメージのお祭りです。 その祇園祭りで配布される うちわ。実はこの団扇に弊社で漉いた宇治川のヨシ紙が使われています。 このうちわ。表のデザインは毎年京都市立芸術大学の学生さんが担当しています。団扇の骨組みは、京都の宮津産竹炭と北山杉のバイオマスプラスチック。 貼ってある和紙は、宇治川に生育している葦で作った『宇治川のヨシ紙』 宇治川の葦をパルプに加工して、このヨシパルプを5%配
栃木県小山市で刈り取られたヨシを使って、小山市だけのヨシ紙を作ってほしいとご依頼を頂きました。小山市は『渡良瀬遊水地』に接しています。 渡良瀬遊水地は、2012年7月にラムサール条約湿地に登録され、本州以南最大の湿地。そして日本最大の遊水池です。遊水池以外のほぼ全域が葦原になっていて、ヨシズ生産農家らで組織される渡良瀬遊水地利用組合連合会がヨシ焼き(野焼き)を行い、ヨシ原を守ることで多くの絶滅危惧種が残るヨシ原の一つであります。 オリジナルのヨシ紙を作るには、まずは最低で
福井県の伝統技術である絹織物。 繊細で柔らかなシルクで作られた「洗えるシルクマスク」と 久兵衛で販売している「越前和紙抗菌加工マスクケース」がコラボして シルクマスク&マスクケースをセットで販売することになりました。 久兵衛のマスクケースは、9色の中から選んで頂くことが出来ます。 一番左側の3色は、コラボ商品オリジナルのお色。 洗えるシルクマスクは、福井市にありますシルク専門の卸商社「荒井」で 販売されている「さらっと快適洗えるシルクマスク」です。 軽くて柔ら