池ケ原湿原のヨシ刈り
福井県勝山市にある池ケ原湿原のヨシ刈りには、毎年参加しています。
ヨシ刈りは、立ち枯れした葦を刈り取ることです。葦はイネ科の多年草で春に芽が出て、冬には立ち枯れします。立ち枯れした葦を刈り取ることで次の年に新芽が出やすくなり、葦が大きく生育するには必要な作業です。
なのに、福井県勝山市にある池ケ原湿原のヨシ刈りは、なぜか6月。
福井県勝山市は雪国福井の中でも、特に雪が多い豪雪地帯です。よって冬場の刈り取りは無理。
でも池ケ原湿原には、絶滅危惧植物に指定されている「ミズチドリ」が多く生育しています。そのミズチドリの生育の邪魔となるヨシ。その為ヨシの刈り取りを行っています。だから6月なのです。
このように、青々とした草??の状態の葦を刈り取っています。
湿原の刈り取りには、こんな光景が見られました。
蛙の卵のついた葦。。
さすがにこれは刈り取られません。湿原の自然力はすごいです。
この葦の刈り取りで、ヨシ紙を作ることは出来ませんが、保全活動の一環としてヨシ刈りに参加させて頂いています。