【PREP書評】世界のトップ企業50はAIをどのように活用しているか【バナード・マー、マット・ワード】
読書の世界をもっと楽しみたい、でも何を読めばいいのかわからない――そんなあなたのために、「PREP書評」をご提供します。
この企画では、私が読んで勉強になった本の概要やポイントをわかりやすく紹介し、皆さんの読書、noteやブログの執筆に役立ててもらうことを目指しています。
具体的には、PREP手法(Point(主張)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、本の魅力を分かりやすくお伝えします。
今回ご紹介するのは、バーナード・マー、マット・ワードさんの『世界のトップ企業50はAIをどのように活用しているか』です。
松尾豊東京大学教授が人工知能・深層学習を学ぶロードマップの中で、参考図書として挙げている一冊です。
Point(主張):
AI活用で企業は新たな可能性を広げることができている。
『世界のトップ企業50はAIをどのように活用しているか』では、AIを活用して成功を収めている企業の具体的な事例が紹介されています。
それらを参考にすることで、私たちもどのようにAIを活用すべきか学ぶことができます。
Reason(理由):
AIの活用によって、企業は新しいビジネスチャンスをつかむだけでなく、コストの削減や効率の向上など、さまざまな課題を克服してきている。
例えば、AIによるデータ分析を活用することで顧客ニーズを把握し、適切なマーケティング戦略を打ち出すことが可能になります。
また、AIの導入は、人手不足やリソースの限界といった問題にも対応し、持続可能なビジネスの成長を支えます。
『世界のトップ企業50はAIをどのように活用しているか』には、そのような実際の企業が直面した課題と、それをAIで乗り越えた具体的な事例が多数紹介されています。
Example(具体例):
まず、アリババ(中国)の事例を見てみましょう。
アリババは、研究開発への早期の投資により、AI技術を活用した顧客体験向上に成功しました。
クラウドサービスを通じて数百万の顧客や企業にAIを導入することで、インフラコスト等を軽減しつつ、顧客の行動データに関する貴重なデータを取得しています。
このデータをもとに、顧客ニーズに迅速に対応することで、小売のポータルサイトにおける売り上げ増を目指し、かつ、社会問題の解決にも役立てています。
次に、フェイスブックの事例です。
フェイスブックは、ユーザーが自ら進んで個人情報を提供する仕組みを作り、それをAIで解析してユーザーの行動やニーズを予測しています。
例えば、ユーザーが関心を持ちそうな広告を表示することで、広告効果を高めるなどです。
また、AIを活用してネット上の不適切なコンテンツをリアルタイムで検出するなど、ユーザーの安全な利用環境の維持にも取り組んでいます。
これらの事例からも、AIの活用が企業の競争力を高める重要な要素であることがわかります。
Point(再主張):
AIは企業の未来を拓く鍵であり、すでに積極的に企業で活用されています。
『世界のトップ企業50はAIをどのように活用しているか』に掲載されている事例からも、AIの持つ力がいかに多様で大きなものかが明らかです。
企業ではありませんが、私たちnoterやブロガーも、AIの活用方法を学び、自分たちの活動に応用することで、新しい価値を提供することができるのではないでしょうか。
きゅうさんの本棚:さらに本書に興味をお持ちの方へ
この記事をお読みいただき、さらに『世界のトップ企業50はAIをどのように活用しているか』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアでおすすめの本を手に取ってみてください。
きっと理解が一層深まることでしょう。
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