見出し画像

【PREP書評】起業のすすめ さよならサラリーマン【佐々木紀彦著】

読書の世界をもっと楽しみたい、でも何を読めばいいのかわからない――そんなあなたのために、「PREP書評」をご提供します。

この企画では、私が読んで勉強になった本の概要やポイントをわかりやすく紹介し、皆さんの読書やnoteの執筆に役立ててもらうことを目指しています。

具体的には、PREP手法(Point(主張)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、本の魅力を分かりやすくお伝えします。

第8回目にご紹介するのは、佐々木紀彦氏の『起業のすすめ さよなら、サラリーマン』です。


Point(主張)

柳川範之氏の『起業のすすめ さよなら、サラリーマン』は、サラリーマンから解放され、自分自身の人生を生きるための実践的なガイドブックです。

誰もが起業できる時代の到来を説き、サラリーマン生活に疑問を持つすべての人に新しい道を提示しています。

noteを始める動機は人それぞれですが、noterにはサラリーマン生活に疑問を持ち、独立志向を持っている方が一般的よりも多いのではないでしょうか。

そのため、多くのnoterにとって非常に納得でき、役立つ書籍となるのではないかと考えます。

Reason(理由)

現代社会では、多くの人々が会社での仕事に対して不満を抱えています。

理不尽な指示に従い、上司との意見の不一致を我慢し、自分の価値観を押し殺して会社に適応する――そんな日々に悩んでいる人は少なくありません。

ちなみに私もその一人です(笑)。

本書は、そうした悩みから解放されるための「起業」という選択肢を提案し、個人が自分の人生を主体的に切り開く道を示してくれます。

さらに、著者は会社員時代に100人以上の起業家やプロフェッショナルへの取材を行っています。

そのため、本書はただの理論や概念の紹介にとどまらず、実践的でリアルな知見を得ることができると思われます。

Example(具体例)


例えば、第2章では「起業にまつわる5つの誤解」を取り上げています。

「起業は若者向け」や「お金持ちでないと起業は無理」など、多くの人が抱きがちな誤解を次々に打ち破り、起業は誰にでも可能であることを丁寧に説明しています。

この章を読むと、起業に対する心理的なハードルを大きく下げることができるはずです。

特に私が心理的なハードルを下げることになったのは、「起業は若者向け」という誤解に関する部分でした。

私自身、スティーブ・ジョブズや堀江貴文さんのイメージがあるので、起業を成功させるのは若さとバイタリティのある20代の人が多いという印象を持っていました。

しかし、日本での実際の起業者の平均年齢は43.8歳であり、この平均年齢は年々上がっているとのことです。

これは日本だけの話ではなく、MIT(マサチューセッツ工科大学)の調査によれば、起業先進国と言われるアメリカでも起業家の創業時の平均年齢は42歳とのことでした。

つまり、起業の中心は40代・50代であり、さらに最も成長したスタートアップ(創業からの5年間の成長率で上位0.1%)の創業者の平均年齢は45歳。

40代・50の成功する創業者が多い理由として、大企業やスタートアップで十分な経験を積んでいることが挙げられます。

起業の実績は年を重ねること大きく向上し、50代後半に頂点に達するとのことです。

これは私たち40代、50代の世代には福音ですね。

起業的な性格を持つnoteは20〜30代の若年層がボリュームゾーンです。

私たちおじさん世代はなんとなく遠慮してしまいがちですが(笑)、堂々とnoteを書いてよいのだと感じました。

Point(再主張)

『起業のすすめ さよなら、サラリーマン』は、現代の働き方に疑問を抱き、自分らしい生き方を模索しているすべての人にとって、最良のガイドブックです。

特に40代、50代の方々にとっては、これまでの経験を活かして新たな挑戦を始めるための勇気を与えてくれます。

夢もお金も諦めることなく、自分の人生を自分の手で切り開くための具体的なステップが、この一冊に詰まっています。

特に、noteやブログなどで情報を発信し、自らの価値を広めたいと考えている方々には必読の内容です。



さらに本書に興味をお持ちの方へ

この記事をお読みいただき、『起業のススメ さよならサラリーマン』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアでぜひ手に取ってみてください。


また、Audibleで購入してもお楽しみいただけます。音声で学ぶことで、忙しい日々の中でも学びを深めることができますので、ぜひ一度お試しください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?