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【PREP書評】人を動かす【デール・カーネギー】
読書の世界をもっと楽しみたい、でも何を読めばいいのかわからない――
そんなあなたのために、「PREP書評」をご提供します。
この企画では、私が読んで勉強になった本の概要やポイントをわかりやすく紹介し、皆さんの読書、noteやブログの執筆に役立ててもらうことを目指しています。
具体的には、PREP手法(Point(主張)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、本の魅力を分かりやすくお伝えします。
今回ご紹介するのは、デール・カーネギー氏の『人を動かす』です。
本書は人間関係のバイブルと言われていますが、私もこの本を読んで思春期に考え方が180°変わりました。
Point(主張)
人間関係を円滑にする原則を学ぶことで、人生は大きく変わる
『道は開ける』は、私たちがどんな人間関係を持つべきか、そしてどうやって他者と円滑に関係を築けるかを教えてくれる貴重な一冊です。
デール・カーネギーは本書で「人間関係の30原則」を挙げています。
これらを実践することで、私たちの生活や仕事における対人関係を大幅に改善し、より良い結果を生むことができると説いています。
Reason(理由)
人間関係の改善は、自己成長と成功の基盤
私たちの成功や幸せの多くは、他者との関係性によって決まります。
最近では、ハーバード大学の75年にわたる研究でも他者関係性が幸福のカギだと立証されています。
ビジネスにおいても、家庭においても、良好な人間関係を築くことは不可欠です。
本書に書かれている「人間関係の30原則」をうまく用い、良好な人間関係を築くことで、自分自身の成長・成功にも繋がります。
Example(具体例)
お世辞と誉め言葉の違いに気づいたことで、教師との関係が劇的に改善した私の経験
実は、私が中学生(大昔)の頃、急に変化した人間関係に戸惑っていたとき、近くの本屋で『道は開ける』を手に取りました。
特に心に刺さったのは、「人間関係に関する30原則」の中でも「お世辞と誉め言葉の違い」です。
思春期特有のもやもやとした正義感から、私は教師に対して感謝の気持ちを伝えたり、ほめている他の学生たちを見て、「それはお世辞ではないか?」と疑問に思っていました。
そのため、教師たちとのコミュニケーションもあまり良いものではありませんでした。
今思えば、かなり生意気な学生だったと思います。
しかし、この本の中で「お世辞と誉め言葉の違い」について説明されている部分――
「一方は誠実で、他方は不誠実だ。
一方は心がこもっているが、他方は口先だけだ。
一方は利他的で、他方は利己的だ。
一方は誰からも喜ばれ、他方は誰からも嫌がられる」
――を読んだとき、私の考えが変わりました。
私は本当に感謝していることや、尊敬している点を言葉にして教師に伝えるようにしました。
すると、その後は卒業まで多くの教師と良好な関係を築くことができ、学校生活がとても充実したものになりました。
これは、私が人とのコミュニケーションにおいて「誠実さ」と「他者を尊重すること」の重要性を学び、それを実践した結果だと思います。
また、今でもこの「心からほめる」は自分の人生で大変な助けになっています。
Point(再主張)
人間関係を円滑にするための原則は、私たちの生活を豊かにする。
『道は開ける』で紹介されている人間関係の原則を学び、それを実践することで、私たちは他者との絆を深め、成功へと近づくことができます。
カーネギーの教えは、単なる自己啓発の枠を超え、他者を理解し、尊重し、共に成長するための人生のガイドブックと言えるでしょう。
この本を読んで、あなたも人間関係の改善と自己成長を目指してみてください。
きゅうさんの本棚:さらに本書に興味をお持ちの方へ
この記事をお読みいただき、さらに『道は開ける』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアでおすすめの本を手に取ってみてください。
きっと理解が一層深まることでしょう。
ぜひ一度お試しください!