大学教員が、小学生の息子に分かるようガリガリ君で『需要と供給』を説明してみた
こんにちは。大学教員のきゅうちゃんです。
学生時代に挫折した経済学を小学生の息子に説明してみようとnote作りました。
経済イロハのイ「需要と供給」について考えてみたいと思います。
「需要供給曲線」が有名ですね。
こんなやつです↓
お金のキャンパス」より引用:https://money-campus.net/archives/5047
「需要」と「供給」、別々に考えてみます。
「需要」から。
需要
マンキュー入門経済学の定義によると、「需要量」とは「買い手が買いたいと思い、かつ買うことができる量」のことだそうです。どういうことでしょう。身近な例で考えてみました。
例えば、みんな大好きガリガリ君(私も大好きで夏は毎日キャンパスの購買で買っています)で考えてみましょう。
ガリガリ君の価格は2020年現在70円です。息子の小学校のクラスのお友達10人がいるとします。ガリガリ君が70円の場合、5人のお友達が、「暑いからガリガリ君買って食べよう」と思います。
ところが、いざお友達が売店に行ってみると、なぜかガリガリ君が300円。5人のお友達のうち4人は「げげ、高い。ガリガリ君食べたいけど、おこずかいが無くなっちゃうからやめた。もう買わない」となってしまいます。
ただ、医者の娘だけは、「まあ、ガリガリ君300円は高いけど、毎月のおこずかいは一万円だし、300円くらいなら出してもいいか、買っちゃおう」となってしまいます。
逆に、売店のおばちゃんに何かいいことがあってガリガリ君が特売の20円になった場合、さっき70円では買わなかったお友達が「まあ、ガリガリ君そんなに好きじゃないけど20円なら買ってもいいか」と、9人がガリガリ君を買うことになります。医者の娘は大人買い(子供だけど)しちゃうかもしれません。
ちなみに、日本国民であればガリガリ君が20円であれば100%購入しますので、これは架空の世界のお話です。
つまり、価格が下がれば「買いたい!」と思う人が増えて、価格が上がれば「買いたい」と思う人が減っちゃう、ということです。
これが、「需要」。
供給
次に「供給」の話をします。
供給とは、「売り手が売りたいと思っており,かつ実際に売ることのできる市場全体の数量」とのことです。
ガリガリ君を作っているのは「赤城乳業」さんです。
もし、ガリガリ君が300円で売れるのであれば、赤城乳業さん「めっちゃ作ったる!」と思います。
私も大学に辞表を出して、「バリバリ君」などの類似品をつくってひと儲けようと思うかもしれません。
逆に、20円でしか売れないのであれば、「あんまつくりたくないなあ」、と皆思っちゃうかもしれませんし、私が大学に辞表を出すことは全く考えないかもしれません。
つまり、価格が上がれば「売りたい!」と思う人と量が増えて、価格が下がれば「売りたい!」と思う人と量が減っちゃう、ということです。