【PREP書評】人工知能は人間を超えるか【松尾豊著】
note, ブログの為に読書をしたい、でも何を読めばいいのかわからない――
そんなあなたのために、新企画「noter, ブロガー の為のPREP書評」を始めます。
この企画では、私が読んで勉強になった本の概要やポイントをわかりやすく紹介し、実際の読書、note, ブログの執筆に繋げてもらうことを目指しています。
具体的には、PREP手法(Point(ポイント)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、皆さんに本の魅力をお伝えします。
第2回目にご紹介するのは、松尾豊さんの『人工知能は人間を超えるか』↓
です。AI入門の超決定版として10万部以上のベストセラーです。
私がこの本を読んだときの衝撃は、今でもはっきりと覚えています。実際、「自分のやっていることが不要になるのでは」と感じ、研究内容を少し変更しました(笑)。
生成AIはブログ執筆の際にもはや不可欠な存在になりつつあります。
この本を通じて、生成AIのベースになっている人工知能(AI)とは何かを一緒に理解していきましょう!
1.ポイント(Point)
生成AIをはじめ、人工知能(AI)が急速に進化する現代、私たちはその本質を理解し、未来に備える必要があります。
特に、我々noterやブロガーにとって、AIはブログ執筆の際にもはや不可欠な存在になりつつあります。
松尾豊氏の『人工知能は人間を超えるか』は、AIの基礎から最先端のトピックまでをわかりやすく解説し、AIに関する本質的な理解を提供してくれる一冊です。
ただし、本書は2015年のベストセラーであり、現在のAIの進化までについては言及されていない点にご留意ください。
2.理由(Reason)
AIは既に私たちの生活に浸透してきており、今後その影響力はますます拡大していくと思われます。
実際に、私自身もChat GPTやCANVA等を始めとするAIを備えたサービスをよく利用しています。
しかし、AIに対する理解が不十分だと、漠然とした不安や誤解が生まれがちです。
本書は東京大学で人工知能の研究に携わる松尾氏が、専門的な内容を平易な言葉で丁寧に解説しています。
ディープラーニング等AIの基本原理から応用事例、そして未来への展望までを網羅しており、AIに関する包括的かつ本質的な知識を得ることができます。
3.具体例(Example)
①ディープラーニングの仕組みを解説
松尾氏は、AIブームの原動力となった「ディープラーニング」について、その仕組みや可能性を詳しく説明しています。
例えば、人間の脳の神経回路を模したニューラルネットワークが、どのように画像認識等を実現しているのかを具体的な事例を交えて紹介しています。
これにより、数学やプログラミングなどの専門知識がなくてもディープラーニングの核心を理解することができます。
②AIと人間の役割分担
AIが人間の仕事を奪うのでは、と一般に言われています。
松尾氏はAIは雇用を脅かすのではなく、むしろ人間がより創造的な活動に集中できる環境を作ることができると述べています。
私もnoteや論文執筆で、その事をしみじみ実感しています。
AIが得意とするパターン認識やデータ処理と、人間が持つ創造性や感情の重要性を明確に区別し、共存の可能性を探っています。
この視点は、生成AI時代におけるキャリア形成や教育の在り方を考える上で非常に参考になります。
③社会への影響と倫理的課題
AIの発展に伴う倫理的な問題や社会的影響についても深く掘り下げています。
自動運転車の事故責任や、AIによるプライバシーの侵害といった現実的な課題を提示し、読者に深い考察を促します。
これらの議論は、技術の進歩と社会の在り方を考える上で避けて通れないテーマです。
実際に、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「ホモデウス」でも同様のテーマが取りあげられていました。ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
4.ポイントの再確認(Point)
『人工知能は人間を超えるか』は、10年前のやや古い書籍ですが、AIに関する本質的な理解を深め、未来を見据えるための基礎的な一冊です。
特に我々noterやブロガーにとって、AIはブログを書く上でもはや欠かせない存在となりつつあります。
専門知識がなくても読みやすい構成になっており、AI時代に対応するための知識と視点を得ることができます。
実際に私もAIに関する専門知識はあまりありませんが、この本を通じて大いに理解を深めることができました。是非読んでみてください!
きゅうさんの本棚:さらに本書に興味をお持ちの方へ
この記事をお読みいただき、さらに『人工知能は人間を超えるか』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアでおすすめの本を手に取ってみてください。きっと理解が一層深まることでしょう。
また、下記の本には同じ著者による対談が収められており、より理解しやすい内容となっています。
上記2冊はAudibleの聞き放題サービス↓にてご利用いただけます。
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