なんでもないようなことが幸せだったと思うんだろうな
ちょうど1年前に…、じゃなかった。
今週の月曜日の早朝。
家の火災報知器がけたたましく鳴り響いたわけで。
火事です!火事です!この周辺で火事が発生しました。直ちに避難してください。
というアナウンスが、インターホンから流れ続けていた。
月曜の朝3時。
え?地震?と思って、携帯をまさぐる。
携帯は無音。?と思ったら、インターホン。
火災のところにランプ付いてる。
え?マジで?
ここ、築5年だよ!!
とりあえず、大切な同居人を抱え、わいざんサコッシュに財布と携帯と充電器入れて、メガネかけて、マスクして、外へ。
実はこんなこと初めてじゃない
前住んでた築40年のマンションは、火災報知器の誤作動が2回あった。
その時は、とりあえず同居人もとい、同居犬を抱えたまま、外へ出た。
財布や携帯を持つのは、このときの反省。
外へ出ると、初めましてのお隣さん。
どこが火事なんですかね?と言葉を交わしながら、周りを見ると、うちの階のおじいちゃんがすぐ消防署に電話してくれてた。
こういうとき、めっちゃ頼りになる。
避難は速やかに
鍵を持ち、外へ。
どこで火事なのかもわかんないけど、うちが2階で良かったと思うのはこういうとき。
エレベーターは警報で停止しているから、上の人たちは階段を降りなきゃいけない。
速攻で外へ出ると、寝巻き姿の住民のみなさまが続々と。
普段挨拶してる人同士は、挨拶もスムーズ。
ああ、この人たちよく会う人だなあってわかる。
そして、ガクガク震えてるそらくんに、みんなが声をかけてくれる。
大丈夫、もう怖くないよ。
消防車も警察も早かった
当たり前だけど、彼らはすぐ駆けつけて来てくれた。
一番早かったのはSECOMのお兄さん。
ただ、地下のポンプ室周辺と言ってるけど、地下に降りる道がない。
このマンションって、どこから地下に行くわけさ?
それすらも知らんかった。5年以上住んでるのに。
消防署と警察とSECOMで、周辺のチェックと、地下への入り口を開けて地下へ降りていく。
ずーっと、そらくんを抱えて眺めていました。
誤報と判明!!
そうだろうという確信はあったけど、確認取れるまでは部屋に戻れないので、マンションの人々は1時間半くらい外に出てました。
こんなに住んでる人見たことないや。
理事やってる時も、理事会すらこんなに来てないし。
こういう時にいいなと思うのは、隣の人と顔を合わせて挨拶できること。
次に何か起こっても、隣のご夫婦の顔はわかる。
この誤報騒ぎがなければ、知らないまま数年経っていたかもしれない。
本当の災害が起きる前に、一堂に会して道路でマンション見守るなんて、いい予行演習だったやん。
これが本当の火事だったら
命を落としたかもしれない。そらくんに何かあったかもしれない。
その時初めて、なんでもないようなことが幸せだったと思うんだろうなあ。
だからこそ、何気ない普通の日常の1日1日を大切にしないといかんなと改めて思ったのよね。
まあ、このまま起きて仕事に行くはずが、まさかの二度寝になってしまって、仕事ギリギリだったけどな!!
まあ、無事だったからよしってことで。
そんなある日の非日常な出来事。
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