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the Wの7代目チャンピオンが決まって思うこと

終わりましたねー!

私が贔屓目に見ている天才ピアニストもAマッソも出ていませんが、
今年もしっかりガッチリと観てしまいました。

途中でどうしても仕上げておきたい仕事があり離脱しましたが、
後から反省会までhuluに再加入してまで見てしまいました。

自分なりに優勝は①紅しょうが ②ゆりやんレトリィバァ
でひっそり予想していました。
ゆりやんは残念ながらブロック戦で敗退でした。

特段フアンではなかったのですが、優勝した紅しょうがの稲田さんの涙を見て私も阿佐ヶ谷姉妹の江里子さんくらい泣いてしまいました😅

必要ある?この大会?

わかりますよ、その疑問。

Dr.ハインリッヒさんもthe Wの出ないと言う話とその理由を挙げてますもんね。ごもっともです。

でも、私はこの大会は必要ありと考えています。後ほど自分なりの理由を書きますね。

敵は己の中にあり?

しかも番組を盛り上げる男芸人(今日はあえて男芸人と書きます)
が番組内でフェミいじりをして叩かれているようです。

ああいうのに影響を受けた若者がまたまた再生産(ブルデュー)されるのかもしれませんね。そういう意味ではこの大会は不要だという言説もきっとあったことでしょう。

また、審査員もある決勝出場者を女版⚪︎⚪︎と評していました。男版の芸人がいかにも言いそうなことです、と言わせてもらっていいですか。

1mmも似てないわい。

出場された芸人さんはこのような
失礼な戯言は全く気にせず今後も活躍してほしいものです。

それにね、
ジェンダーのバックラッシュは今にはじまったことではありません。

フェミやLGBTいじりって物心ついた時からずっとなのよ。
ついでに言うと外国人いじりもつまんないですよ。

いじっていいのは権力者でしょ。と言うのが私の考えです。
いつになったらそのいじりオモロくないって気づくのでしょうかね。

それでもまだまだ必要なのこの大会は

同じネタをthe Wで見ると、他の場所やメディアで見るより一層面白いと感じるのは、なぜでしょうか。

女性が並べられている(あえての受動態)から、賞レースのレベルが他の大会に比べて云々、と言う話ではなく、女性であることが全肯定されている場と言う大前提がある場で女性芸人がおのおのの芸事を体現できているからなのでは、と私は感じています。

また、漫才やコントなどジャンル問わない大会なのものいいなと感じています。審査はすごく難しいとは思いますが・・・

審査員をされたドランクドラゴン塚地さんが特に、コメントで「お笑い」の観点で審査してくれてるんだと言うのを感じられて、やっぱり異種格闘技でも審査は可能なんだと思わせてくれました。素人の自分が面白いと思っていた理由を言語化してくださっていて、素晴らしいなと思いました。

個人的には他の場でもそのような空気感があればこの大会は不要だと思います。

が、未だに世の中のデフォルトがバックラッシュ状態なんです。
私が物心ついた時からこの状況はずっと変わってない。

SDGsと言うコトバは流行っていますが、環境問題への言及が多く、日本では人権関係のことへのイメージが薄い気がします。

ちなみにルッキズムという言葉が流行ったのはよかったなと思います。顕在化した容姿イジリは以前と比べ大分減りましたが、コンテクスト上にはまだまだ女性が活躍しづらい環境があると思います。というかあります。

私はそういう意味で、女性芸人が表現できる場であるthe Wはまだまだ役目を終えていいとは思える世の中ではないなぁと感じています。

残念ながら・・・と書いて良いものか、
来年も楽しみです!と書いて良いのか、わからない複雑な気持ちです。

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