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#01 「今日の人生」益田ミリ

みなさん、こんにちは☀️
最初の旅に選んだのは私の1番好きな作家さん「益田ミリ」さんの1つ。
「今日の人生」です。

表紙が可愛すぎます。
飾りたくなる表紙です。
見えるところに飾って定期的に手に取って読み返しています。

①あらすじ📖

作家本人「益田ミリ」さんの人生をのぞき見できる1冊。
コミックエッセイになっており、益田ミリさんの日常がリアルに描かれています。
今回の「今日の人生」は2025年2月現時点で3作あります。その第1作目。
コロナ前の時代の日常が描かれています。
仕事プライベート家族夢の中など日々の些細で通り過ぎてしまうようなことが細かく。丁寧に。そんな益田ミリ節がこの1冊に詰まっています。
「あ〜あるある。」 
「あ〜それわかる。」 
「へぇ〜益田ミリさんはそういう捉え方をするんだ。」
の連発です。
ゆる〜く読み進めることができるのに、心に益田ミリさんの考え方とか生き方が残る。不思議な感覚にしてくれます。


②わたしの頭の中🧠

昼過ぎまでゆっくり眠った土曜日
コーヒーをきらしていたので、ポケットに財布だけ入れ買い物へ
スーパーでコーヒーを買い、パン屋にも寄り、
風は少し冷たいけれど快晴で
ビニール袋から、おいしそうなパンがすけて見えていて、
ああ、人生は美しい、と感じたのでした

益田ミリ『今日の人生』ミシマ社,2017,136p

この何気ない出来事。幸せが詰まってます。
わたしも日常を過ごす中でこういう場面に出くわすことはいくつもあったはずなのに、
この文を読んだ時に感じた幸せを自分の時には感じていませんでした。
素通りしてしまっていた自分の中の小さな幸せ
その幸せを幸せとして感じてあげられることができるのは自分しかいないんだなぁと。
ちゃんと気づいてあげないと。自分の幸せに。
と頭の中。


自分の個性の弱さも
個性のひとつなのかもしれない、と
映画や、音楽や芝居や
そして、本を読むことは
自分の世界に「手すり」をつけている
そういうことなのかもしれません

益田ミリ『今日の人生』ミシマ社,2017,154p

映画鑑賞をしたり、音楽を聴いたり、芝居を見たり、本を読んだり、
それらを通して学んだ知恵や言葉、感情は、時に自分が倒れそうな時に「手すり」となって支えてくれる。
失恋をした時に失恋ソングを聴いて、追い打ちをかけるように悲しんだり、前向きな気持ちになったりするのは、
倒れてしまわないように、自分の中にある「悲しみへの共感」「前に進みたい気持ち」に対して音楽から「手すり」をもらっていたのでは?
と頭の中。


③見つけた答え🔍

小さな幸せを見過ごさないこと

これまでにいくつの「幸せ」を見過ごしてきてしまったのだろう。
と考えるとなんだかすごく悲しくなってきます。
物事を悲観的に捉えてしまう癖があるから仕方がない。と言ってしまったら話は終わってしまうし、何も変わらないですよね。。
益田ミリさんの本からは、日々の何も考えずに通り過ぎてしまうような出来事に対して、よく考えていることが伝わってきます。
当たり前になっていることに、立ち止まって目を向けてみる。
意識的にやってみないといけませんね。
そうすると今までの人生の何倍もの幸せを感じれられるんだと改めて教えてくれました。

今この答えを見つけることができたこの瞬間が幸せです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございます👀

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