日銀政策決定会合

『英中銀サプライズ決行』
イングランド銀行は政策金利を5.25％で据え置き。

・理由
インフレ率の低下
景気後退懸念

・賛否両論
９人から成る金融政策委員会（ＭＰＣ）の５人の委員が金利据え置きに賛成。
４人が5.5％への利上げを主張。
→決定票を持つベイリー総裁は据え置きを選択。

『インフレに懐疑的思考』
サマーズ元米財務長官は、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が示した最新の経済予測について、楽観的過ぎる。
スタグフレーションが起こる可能性もある。
→人々が楽観的過ぎており、ＦＯＭＣもその楽観に引き込まれている。

『本番は利下げ後』
米利上げが終了したとしても、債券投資家の痛みはまだ終わっていない。
債券市場は３年連続のマイナスリターン方向転換。
→根強いインフレや財政赤字拡大が理由であり、物価高に悩ませられる消費者は後を経たない。

『依然として最弱の円』
円の総合的な実力を示す「実質実効為替レート」が1970年以来、53年ぶりの低水準。

・８月の全国消費者物価指数
（生鮮食品を除くコアＣＰＩ）は前年同月比3.1％上昇し、伸び率は前月から横ばい。

・日銀植田和男総裁
賃金と物価の好循環の見極めに十分な情報やデータが年内にそろう可能性もゼロではない。
本日22日の金融政策決定会合や総裁会見に注目が集まる。
短期金利の利上げや、YCCの今後の在り方について考え方を述べていくと想定する。

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