学習意欲が持続する人の習慣とは
🔵一生、学習意欲が持続する人の知られざる習慣
⏺️もっと若いときに知りたかった真実
⏺️18~19歳のときに「読書体験」や「学習習慣」が身に付いている人は、社会人になってもその習慣が維持される。
「若者の読書量が減った!」
この様に、嘆く人は多いが、あなたはどうだったろうか。
そして今も、勉強を続けているだろうか。
ここから、若いときの読書体験が、人生を豊かにする」事について、詳しく説明していきます。
⬛️人間はアホな存在だが勉強したらそれなりに立派になる
⏹️学生をはじめ若い人たちが本を読まない理由
➡️大人が本を読ませる仕組みを考えないからである。
【人間観について】
・「人間は、本質的にはチョボチョボ(たいした差がない)でそれほど賢くない」という考え方
・「しかし人間は、勉強したらそれなりに立派な人になる」という考え方
➡️である。
⭕️チョボチョボな人間に勉強をさせるには、仕組みをつくるしかない。
例、
日本人は中学、高校、大学と英語を勉強しているにもかかわらず、英語力はアジア諸国の中でも最低に近いレベル。
⬛️では、どうすれば英語力を上げることができるのか
⏹️極論を述べるとすれば
・経団連
・経済同友会
・全銀協の会長
「TOEFL®90点(120点満点)のスコアを持つ学生でなければ、いっさい採用しない」と宣言。
➡️日本人の英語力は確実に上がる。
また、読書も同じことと言える。
⏹️大学生の読書量を増やしたい場合
企業が面接の時
・「ウォーラーステインをどう思うか」
・「この1年で読んだ面白い本を10冊挙げてそれぞれにコメントしてください」
➡️などと尋ねる。
❌日本の大学生がほとんど本を読まない。
⭕️APU(立命館アジア太平洋大学)の学生の読書量が比較的多い。
【理由】
・「入学式で推薦図書一覧を配布する」
・「図書館や生協に推薦図書のコーナーを設けている」
・「ゼミや特別講義で読書を義務付ける」
➡️この様な工夫を施しているからである。
「本を読まないと、就職できない」
「本を読まないと、落第する」
➡️この様な状況に追い込まれたら、学生は勉強する(本を読む)ようになるはず。
⬛️最新の脳科学
⏹️向学心や好奇心について
18~19歳でピークを迎えるという研究結果が出ている。
きちんとした学習習慣や学習意欲を身に付ける。
⭕️「学ぶことは楽しい」
➡️この様な感覚を覚えると、社会人になっても、学習習慣や学習意欲がそのまま持続する。
⏹️社会人になっても学び続ける人
⭕️生涯所得が高いことが実証されている。
【楽しく豊かな人生を送るために必要なこと】
➡️18~19歳での「読書体験」や「学習習慣」が決定的な役割を担っている。
⬛️世の中の「ファクト」を考えるために
⏹️印象に残っている本の紹介
1若い方に向けて、「世の中の“ファクト”について考える」ための本を3冊、紹介
①『陰謀の日本中世史』(呉座勇一(著)/角川新書)
★具体的な史実に照らして、もっともらしい陰謀論やトンデモ説を一刀両断に裁く本。
・人はなぜ、陰謀論を信じるのか。
➡️単純明快でわかりやすく、「歴史の真実を知っているという優越感」を抱けるから。
【著者の呉座勇一さん】
歴史の安易な物語化が続いてきたのは専門家が誤りを指摘してこなかったから。
➡️という主旨のことを書いている。
⏹️陰謀論を暴いても専門家の研究業績にはならないから、無視を決め込む
➡️陰謀論やトンデモ説は生き続け、フェイクニュースの温床になる。
⏹️「本能寺の変には黒幕がいた」とする説がある
朝廷黒幕説
足利義昭黒幕説
イエズス会黒幕説
家康黒幕説
➡️この順に紹介し、それぞれの問題点を史料に基づいて丁寧に解説している。
本を読むと、本能寺の変に黒幕は存在せず、光秀の単独犯行であったことがよくわかる。
⏹️歴史は面白いので、多くの人が安易に物語化する
有名な作家が物語化すると、読者はそれを史実だと信じる。
史実とフィクション、エンターテインメントと史実は、分けて考える必要がある。
【解釈に必要なこと】
数字
ファクト(事実)
ロジック(論理)
「こういう文献があって、こういうファクトがあるから、こう解釈してもいいのではないか」
➡️数字とファクトとロジックを使って議論しながら、1つの真実に近づいていく学問が歴史。
⭕️『陰謀の日本中世史』は、陰謀論の誤りを数字、ファクト、ロジックで徹底論破する必読の歴史入門書である。
②『脳はみんな病んでいる』(池谷裕二、中村うさぎ(著)/新潮社)
★脳研究者の池谷裕二先生と作家の中村うさぎさんの対談本。
【池谷先生】
⏹️脳は「身勝手なストーリーテラー」だと述べている
脳は断片的な情報を与えられると、つじつまの合いそうなストーリーを自然と構築する。
⏹️脳の特性
「見る」という行為にも関係している。
・普段いろいろなものを見ているが、目の網膜から入ってくる情報は、パルス信号にすぎない。
・その信号を受け取った脳が、これまでの経験などを基に情報を補完し、解釈している。
⭕️「見る」とは「信じる」に近い行為だと述べている。
・認知症の老人は夫や妻の顔を忘れるのか
・最新科学は遺伝病を根絶できるのか
・天才の37%は発達障害というのは本当か
脳の仕組み
脳の歪み
➡️正常とは何か、常識とは何かを知る意味でとても参考になる本である。
③『ファクトフルネス10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
★教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げ、最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している本。
【本書のイントロダクション】
著者のハンス・ロスリング氏が長年にわたって世界のエリート(著名な科学者、投資銀行の銀行員、ジャーナリスト、政界トップなど)
➡️13問のクイズが用意されている。
例、
「質問3 世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?
A:約2倍になった
B:あまり変わっていない
C:半分になった
➡️などの問題。
※答えは著書の中で解説されています。
【人は10の思い込みにとらわれている】
⏹️どの質問も大半の人は正解率が3分の1以下
しかも優秀な人(専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人)
➡️その人ほど正解率が低くなっている。
例、
このクイズを動物園のチンパンジーに出したとする。
ランダムに答えるチンパンジーよりも人間の正解率のほうが低くなる。
⚠️事実と、世の中の常識的な見方はどうして異なってしまうのか。
【その理由について】
・「世界は分断されているという思い込み(分断本能)」
・「世界はどんどん悪くなっているという思い込み(ネガティブ本能)」
➡️これらの10の思い込みにとらわれてしまっているから。
🌸【ここがポイント】
数字、ファクト、ロジックに基づいて考えれば、思い込みや固定観念に惑わされず、世界を正しく捉えることが可能。
聞きかじっただけの情報を基にしていては、適切な判断などできるわけがない。
「データの裏付けのないものは、勝手な思い込みにすぎない」ことを改めて教えてくれる良書である。
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