きょうちゃんのお話し『第一章』

僕は元々不動産屋だったわけではありません。

そもそもは○○グループという100人前後?くらいのグループ会社で役員をしていました。

グループにしてはかなり少ない人数のグループですが、なんと会社は7社くらいありました。

僕は1社任されて運営してたの。

今日はそんなグループ会社に入ったときのことをお話しします。


元々僕は24歳頃までは雇用されたことがなく、

全て自分で試行錯誤しながらお金稼ぎをしていた。

もちろん、一番TOPは自分。

その環境に慣れてしまってか、

今でも自分よりも上司という存在を作ることができない。

僕が○○グループに出会ったのは24歳の時。

マジで金がなくなり、二人の子供と嫁を養わないといけない僕は初めて就活をした。

当時の僕の髪型はスキンヘッド。

勿論、面接に受かる事はなく、途方に暮れていた。

そんなとき、かなり昔に出会った先輩から一本の連絡がきた。

先輩『久々~最近なにしてるのぉ~?』

僕は今の現状などを事細かく説明した。

先輩『わかった!俺のツレ(友達)が会社やってるからそこを紹介してやるよ!』

僕『まじっすかー!!!!!!!!!!!』

と、いうことですぐに面接の予定を組んでくれた。


ウキウキ気分になりながらも、また採用されないんじゃないか・・・

と、不安になる自分もいた。


その会社に到着した時、心臓かバックバクのドッキドキ。

でも、元気だけが取り柄の僕は

とりあえず元気に挨拶だけはするぞー!

と心がけ、会社を訪ねた。

受付のおねえ様が応接に通してくれた途端、度肝を抜かれた。

そこは、今まで見たことがないくらい本当にめっちゃ豪華な応接。

金の延べ棒とか置いてあったり、

たぬきの剥製みたいなのがあったり、

もうどういう趣味?って思うような感じでした。


数分後、社長の森友さんが現れた。

めっちゃ爽やかでいい人そぉ~

といった感じ。

あれこれ話しをして、ひと段落ついたところで、

森友さん『じゃあいつから来れる?』

と言われ、おしっこ漏らしそうに嬉しかった事を今でも覚えている。

明日からお願いします!と伝え、

社員を紹介してもらった。


ここで何を勘違いしたのかわからない僕は、

インパクトを残さないと・・・と意味がわからない衝動にかられて

僕『僕は1週間で社員になり、6ヵ月で役員になります!』

と啖呵を切ってしまいました。

言ってしまったものは仕方がない。

社員の冷ややかな目。

アルバイトの人たちはフルシカト。

部長もフルシカト。

森友さんは苦笑い。


こうして、僕は初めて雇用されるという事を味わった。

第二章に続く。

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